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『OVER DRIVE』羽住英一郎監督、目指したのは「誰もが楽しめるアトラクションムービー」

映画

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羽住英一郎

東出昌大

新田真剣佑

■東出昌大、新田真剣佑の火花散る兄弟愛

 モータースポーツものといえば、花形であるドライバーにフォーカスしがちだが、本作は、裏でレースを支えるスタッフにも対等にスポットライトが当てられている。この描写に対して羽住監督は、「モータースポーツって、放っておいてもドライバーに目が行きますよね。確かに激戦を勝ち抜いてきた男たちには華があるし、レースは最大の見どころではあるけれど、開発者やエンジニア、スポンサーなど“一番早くゴールするマシン”を作るために心血を注ぐ人たちにも、観客の琴線に触れる物凄いドラマがある」と目を輝かせる。

裏でレースを支えるスタッフにも対等にスポットライトが当てられている (C)2018「OVER DRIVE」製作委員会
 その象徴が、メカニックの篤洋(東出)と、ドライバーの直純(新田)の檜山兄弟だ。固い絆で結ばれながらも激しくぶつかり合う対照的な二人が、作品に命を吹き込んでいる。「兄の篤洋を演じた東出さんは、撮影に入る前にメカニック役の連中と集まってヤリス(マシーンの名称)をバラしてはまた組み立てる、という作業を何度も繰り返し、工具の使い方や立ち居振る舞いを自分のものにしていましたね。身も心もエンンジニアになった彼は、背中を撮るだけでも絵になった。もともとこの役は、東出さんありきで考えていましたが、期待以上のものを表現してくれました」と絶賛。

メカニックの篤洋(東出昌大)と、ドライバーの直純(新田真剣佑)(C)2018「OVER DRIVE」製作委員会
 さらに、弟の直純を演じた新田については、「まさにハマリ役」と太鼓判を押す。「彼はアメリカ育ちなので、やはり日本人離れした表現がとても魅力的でしたね。例えば、ドライバーはレース中、物凄くアドレナリンが出ていて、とくにリタイアしたあとは殺気だっているので、群がるメディアをパーンと押しのけて足早に去っていくこともあるのですが、そういう仕草を自然にできる。短い尺の中でも、感情をすぐに表現できるところが凄かった」とこちらもベタ褒めだ。

 本物のマシン、一流のドライバー、壮大な全国ロケ、臨場感を生む最新技術、そして人気・実力を兼ね備えた東出、新田のカリスマ性…。全てを注ぎ込んで完成した本作のBlu‐ray&DVDが発売となるが、羽住監督は「この映画は、誰もが楽しめるアトラクションムービーになればいいな、という思いで作りました。モータースポーツの知識がなくても、レースのスピード感、緊張感やそこで生まれるエモーショナルなドラマを堪能していただけると思います。“モータースポーツには興味がない”ということで敬遠していた方にも是非観ていただきたいです」と熱く締めくくった。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『OVER DRIVE』のBlu‐ray&DVDは、12月19日(水)発売。Blu‐ray&DVDレンタル中。

※画像クリックで公式サイトへ 『OVER DRIVE』12月19日(水)Blu‐ray&DVD発売! Blu-ray 豪華版(6,800円+税)、DVD 通常版(3,800円+税)※写真はBlu-ray 豪華版のイメージ (C)2018「OVER DRIVE」製作委員会 発売元:電通 販売元:東宝

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