北山宏光、映画初主演の経験は「財産」 役者業の根底にあるキスマイへの思い
「寿々男と娘の実優が一緒になって、妻の奈津子の絵を描き合うシーンがあって。あのシーン、すごく好きなんです。僕はもともと“子どもがほしいな”という気持ちはあったんですが、今回演じてみたことで、ちょっと思い描いていたものがリアルになったというか」と父親願望を明かし、「子どもからあだ名で呼ばれるような関係になりたいな。あだ名は奥さんに決めてほしい!」と夢を膨らませる。
映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』場面写真 (C)板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会
役者業での活躍も目覚ましい北山だが、「お芝居とアイドルは表裏一体かなと。表現力という意味では一緒で、芝居を続けていけば、グループに戻ってきたときにパフォーマンスとして返ってくると思う」と常にKis‐My‐Ft2の存在を胸に刻んでいる。「どんなことでも、グループに還元するためにやっているという意識でいます。グループを大きくするためには、どうしたらいいんだろうって。キスマイありきです」とキッパリ。「いろいろな先輩や同世代のグループも見てきている。僕らはデビュー前に時間がかかったので、“グループとしてこうあるべきだ”ということをたくさん考えてきたんです。グループに還元することが、自分を高めることにもなるし、次の仕事へつながっていく。メンバーみんなそう思っていると思います」と吐露。「だからこそもっと、“北山にこんな役をやらせたい”と思ってもらえる俳優になりたい!」と熱っぽく未来を見つめていた。(取材・文:成田おり枝)
映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』は2月15日より公開。