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若葉竜也「鮮度を失わないように」 キャリアを重ね募る危機感

映画

若葉竜也、『愛がなんだ』インタビュー
若葉竜也、『愛がなんだ』インタビュー クランクイン!

 実力派俳優として、多くの個性的な映画監督から絶大な信頼を得ている若葉竜也。1歳3ヵ月で初舞台を踏むなど“芝居”と共に生きてきたと言っても過言ではない若葉だが、キャリアを重ねるごとに“演じる”ことに危機感が募ってきているというのだ―。

【写真】役柄とは違い髭を生やした姿でインタビューに登場した若葉竜也

 最新作映画『愛がなんだ』で若葉が演じているのは、深川麻衣扮する葉子に一途な思いを寄せる青年ナカハラ。デフォルメされた部分がなく、観客にとって等身大の非常に感情移入しやすいキャラクターだ。だからこそ若葉も「一番生々しくいなければいけない」と徹底的に“演じる”ということを排除することを心がけたという。


 「役者にとって、感情をあらわにするような演技ってすごく快楽だったりするんです。相手への思いが伝わらず、感情的になってボロボロ涙を流して気持ちを吐露するというやり方もあったと思うのですが、そっちにいくとナカハラという男が問題を解決できる人物になってしまう。それだとあまり共感できないと思ったんです。とにかく普通の一人の人間、誰もが感じるものを生々しく演じようと思ったんです」。

 本作のメガホンをとった今泉力哉監督は、若葉について「技術があるのにそれが前に出ない。人間味がめちゃくちゃある人」と評していた。今泉監督ばかりではなく、過去の映画出演作を見ると、石井岳龍監督(『パンク侍、斬られて候』)、冨永昌敬監督(『素敵なダイナマイトスキャンダル』『南瓜とマヨネーズ』)、宇賀那健一監督(『サラバ静寂』)、赤堀雅秋監督(『葛城事件』)など、作家性の強い監督たちとの仕事が多い。“力のある俳優”たちが出演している作品ばかりだ。


 若葉は「特に意識していません」と作品選びについては意図的ではないというが「自分が面白いと思った作品はどうしても参加したいという気持ちはあります。自分の好みがたまたま作家性の強いものに偏っているのかもしれませんけれど」と語る。

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