吉岡里帆の“強さ”の源「悩む時間を大切に」
■周囲のサポート「ひとりじゃない」
大切にしているひとりで悩む時間。その一方で、「ひとりじゃないこと」が自身の強みだとも明かした。「周囲のサポートがあって、私はこのお仕事ができている。いつも私を支えてくれているスタッフさんたちが、本当に優しくておおらかで、面白い女性陣が多いんです。ひとりじゃないんだという気持ちがいつも私の中にあって、だからこそ強くいられるし、そこが自分の強みだと思います」。
「付け焼刃ではできないことが多くて、アクションにしても目の動きひとつにしても、映画としてエンターテインメントに仕上げるために、監督やスタッフの皆さんと相談して、緻密に作り上げていった、手ごたえを感じる場でした。(26歳という)この年齢、タイミングで、今回新たな挑戦ができたのは大きな一歩」と、本作を振り返ると同時に、先を見据えた吉岡。
スクリーンの中で正義感に突き動かされながら進むなつめの姿から、ひと時も目が離せない、吉岡の代表作に成り得る作品になった。(取材・文:望月ふみ 写真:高野広美)
映画『見えない目撃者』は9月20日より全国公開。