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吉岡里帆、“スポ根”イメージ脱却し「滑らかでしなやかな女性になりたい」

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 「私にとって舞台は、“これを観れるから頑張ろう”という生活の楽しみ。舞台を観ている最中は、いろいろな考え事も消えていく。夢の世界につれて行ってくれるものなんです」と語る吉岡。舞台に対する愛があるだけにその怖さも実感しているそうで、「お客様の貴重な時間を3時間とかの長時間いただくことになるので、おもしろいものをお見せしないといけないなと思って。難しいですよね…」。だが「お客様と距離が近く、こちらが伝えたいことがダイレクトに伝わり、反応がすぐ返ってくるのがこれ以上ない魅力だと思います。稽古でも、みんなで話し合って作品が少しずつ良くなっていくことを日々実感できて本当に楽しいです」とすでに舞台の魅力のとりこのようだ。


 幅広い活躍を見せた2019年は「自分のずっとしたかった仕事に近づけた年」だった。「目の前にある仕事を全力でやることを意識して過ごしました。一歩一歩真剣に取り組んだ先に、自分のやりたい夢があると思っているので、それが形になってきてうれしい」とほほ笑む。だが“もっと肩の力抜いて!”と言われることもあるという。「滑らかでしなやかな女性に憧れますし、余裕のある人になりたいんですけど、今は自分からそういう感じが生まれてこなくて…。スポ根みたいに見えるんだと思います(笑)」と謙遜。

 2020年は「日常生活やお仕事をしていく中で見落としていたものや、忙しくしすぎて通り過ぎていたものをちゃんとすくいとるような、丁寧な一年にしたいです。そんな一年がこの作品でスタートすることは幸先いいなぁと感じています」とうれしそうに目を輝かせた。原点ともいえる“演劇少女”に戻った吉岡の新しい幕開けとなる作品になることは間違いなさそうだ。(取材・文:編集部 写真:松林満美)


 PARCO PRODUCE 2020『FORTUNE』は、1月13日~2月2日まで東京芸術劇場 プレイハウスにて、2月7日~9日長野・まつもと市民芸術館 主ホールにて、2月15日~23日大阪・森ノ宮ピロティホールにて、2月27日~3月1日福岡・北九州芸術劇場 大ホールにて上演。

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