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松本まりか、初めて感じる“求められる喜び”  不安を感じつつも「これからがスタート」

エンタメ

■不遇時代は灰色の雲の中にいるよう…「でも諦めるという選択肢はなかった」

 2000年にテレビドラマ『六番目の小夜子』(NHK教育)で女優デビュー。その後、長い下積み期間を経て転機となったのが、魔性の女を演じた2018年放送のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)だ。「たくさんの方に知っていただくことができた。『ホリデイラブ』に出会ったからこそ、今こうしてお仕事をできている」と感謝する。ブレイクまでは時間がかかったが、仕事のない時期は「やっぱり、しんどかった」そうで、「灰色の雲の中にいるようで、手をいくら伸ばしても、欲しいものがつかめない。どうしたらいいか分からないって、とてもキツイんですよね。その状態が長かったので、すごくもがいていたなと思います」と振り返る。


 それでも「諦めるという選択肢はなかった。“頑張らない=廃人になるしかない”と思っていたので、いつも崖っぷちでした」とにっこり。

 「演じること以上に好きなことがなかったし、演じているときだけが、楽しい。それと同時に“魅力的な人になりたい”と思って、ここまで進んできました。女優として成功できる保証なんてまったくなかったけれど、年齢を重ねたときに、自分らしく、自信を持って生きていける自分になりたかった。その思いで突き進んできた先に、『ホリデイラブ』に出会えた」と自分らしさを極めた結果が、女優として生きることだったという。


 今や、ときに“怪演女優”と呼ばれるほど、キャラクターの痛みやもがきを表現できる女優として、存在感を発揮している。女優として大切にしていることを聞いてみると、「どんな役でも、一朝一夕ではできないもの。持っている知識や経験など、自分が得たもの、感じたものが映し出されるものだと感じています。そう思うと、“人生をどうやって生きてきたのか”“どのように日々を生きるのか”ということがとても大事になってくるのかなと。いろいろなものが手にできず、壁にぶち当たった経験もすべて、演じる役に生きてくるものだと思っています」と吐露。これまでの苦労が、深みのある芝居へと結実している。

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