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佐藤健、剣心との出会いに感謝と別れ 「剣心を胸に刻んで、囚われながら生きていく」

映画

佐藤健
佐藤健

 映画『るろうに剣心』シリーズ最終章となる『るろうに剣心 最終章 The Final』と『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が、いよいよ公開となる。シリーズ1作目から主人公の剣心を当たり役として演じ続けてきた佐藤健は、「“剣心後”は、僕の役者人生の新章が始まる」と寂しさをかみ締めつつ、今後への強い覚悟を語る。約10年にわたる旅の終着点を迎えた今、シリーズ史上最高というアクションシーンの秘密や、剣心との出会い、そして別れについて胸の内を明かした。

【写真】剣心役に感謝と別れ 佐藤健、インタビューフォト

■「これをやらなければ、人生を終えられない」

 和月伸宏の漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(集英社ジャンプコミックス刊)を大友啓史監督が実写化した本作。激動の幕末で“人斬り抜刀斎”として恐れられながら、新時代において大切な人たちを守るために生きる男、緋村剣心の戦いを描く。

 シリーズ最終章は、剣心の過去に深く関わる最恐の敵、縁(新田真剣佑)との戦いをつづる『The Final』、剣心の“十字傷の謎”と心の原点を明らかにする『The Beginning』の2部作として世に送り出される。佐藤は「最終章のエピソードをやらずに、人生を終えることはあり得ないと思っていた」と並々ならぬ思いを吐露。

『るろうに剣心 最終章 The Final』より
(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

 「『The Final』と『The Beginning』は関係し合っているエピソードなので、絶対に両方を描く必要があって。特に『The Beginning』は、僕も原作ファンとしてもっとも好きだった部分でもあり、剣心を演じる上で欠かせないエピソードです」と切り出し、「剣心は、基本的にはのんびりとした雰囲気の人なのに、どこか物悲しさがあって、敵に立ち向かうときには、狂気が顔をのぞかせてしまう危うさもあるキャラクター。“なぜそういう人になったのか?”“十字傷にはどのような意味があるのか?”というすべての謎に対するアンサーとなるエピソードになるので、これをやらなければ剣心を描いたことにならないと思っていました」と本作の重要性を説明する。

■“限界突破”し続けてきたシリーズ 原動力は「プライド。そしてファンの存在」

 最終章の製作が決定し、身震いするような気持ちがしたという佐藤。「相当、気合が入っていました」というのは、念願のエピソードであることに加え、重厚なドラマ性、革新的なアクションもシリーズを追うごとにレベルアップしてきた本シリーズだけに、その撮影が過酷なものとなるのは、目に見えていたからだ。

 大友監督をはじめ、スタッフ、キャストの誰もが常に高みを目指し、いわば“限界突破”し続けてきた。佐藤はその原動力について、「プライド。そして楽しみに待っていてくださる方々の存在」と告白。「1作目では、これが自分にとっての勝負作になると思っていたし、僕自身この原作が大好きで“理想の剣心像に近づくために頑張ろう”という思いもありました。その後、2、3作目と作っていく中で、スタッフ、キャストのみんなが、このシリーズに対してプライドを持つようになっていったと思います。最終章もやると決めたからには、絶対にいいものを作らなければならない。“この作品で負けるわけにいかない”という気持ちが、それぞれの心にあったと思います」と熱っぽく語る。


 「そしてなにより、“待ってくれている人たちがいる”ということが、大きなモチベーションになります。最終章が完成した喜び、“これで終わるんだ”という寂しさも、ファンの方々と共有できたらうれしい」とファンの思いを胸に、走り続けてきた。

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