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原田知世、50代で初めて出会えた趣味に勇気「自分にまだ伸び代があるんだ」

ドラマ

原田知世
原田知世 クランクイン! 写真:高野広美

 あふれる透明感とかれんな笑顔が魅力的で、年齢を重ねるごとに輝きを増している原田知世。益田ミリの人気漫画を実写化したドラマ『スナック キズツキ』では、傷ついた人がたどり着くちょっと変わったお店“スナックキズツキ”のママを伸びやかに演じている。「いい出会いがたくさんあって、こんなに長く続けてこられた。すごく幸せだなと思います」と女優人生を振り返る彼女だが、「今、ゴルフにハマっていて。50代に入って初めて、趣味と言える趣味に出会えた」と明かす。コロナ禍で改めて“思いやり”について考えたという原田が、53歳の胸の内を語った。

【写真】原田知世、いつまでも変わらない透明感!

■スナックのママ役でテレビ東京初出演&初主演!「とても幸せ」

 本作の舞台となるのは、アルコールを置いていないスナック、“スナックキズツキ”。知らぬうちに溜まったモヤモヤや傷を抱えた客たちが、スナックのママ・トウコ(原田)と過ごす中で癒やされていく姿を描く。

 今回、テレビ東京初出演にして初主演を務める原田。テレビ東京のドラマについて「時代に左右されず、攻めるところはきちんと攻める。夜にゆったりと観られる、大人のドラマが次々と作られているなと思っていました」というだけに、今回のオファーに喜びもひとしお。さらに「こんなすてきな原作を映像化するという機会にお声がけいただいたことも、とても幸せに思いました」と原作にも魅了されたという。

ドラマ『スナック キズツキ』場面写真 (C)『スナック キズツキ』製作委員会
 原作を読んで、原田は「私も“スナックキズツキ”に行ってみたいと思いました。登場人物の抱える傷は“分かるなあ”というものもあって、ヒリヒリと切なくなったり。自分でも気付かないうちに傷ついていることもあるし、もしかして自分も誰かを傷つけているかもしれないと、ハッとさせられる部分もありました」と共感するとともに、「そこにクスクスと笑える絶妙なユーモアがあって、読んだ後に心地よい感覚がありました。とても温かさを感じる作品です」と笑いの大切さを改めてかみ締めたそう。

ドラマ『スナック キズツキ』場面写真 (C)『スナック キズツキ』製作委員会
 ささいな傷もすくいあげているのが、本作の特徴だ。原田も思い当たることがあったといい、1話で成海璃子演じる中田が、彼氏と居酒屋で食事をする場面を思い出しながら「中田が“おなかが空いていない”という彼氏に遠慮して、おつまみみたいなメニューしか頼めないシーンがあります。私も家族以外の人と食事に行ったときには、“もっと食べたい”と思ってもあまり言い出せなかった」と照れ笑い。「若い頃は、頼み事をされたときに断ることができなかったり、変に人に気を遣ってしまっていたところがあったように思います。でも年齢を重ねるごとに、相手に素直な気持ちを伝えることはすてきなことなんじゃないかと感じるようになって。考えすぎるのはよくないなと思うようになりました。今は、“これ食べませんか?”と言えます(笑)」と自身の変化を明かす。

■劇中ではギターも披露「家でも歌ったり、踊ったりしています」

 1話ごとに傷ついたお客さんがスナックを訪れ、トウコに境遇を吐露していく。お客さんを演じるメンバーには成海璃子、平岩紙、塚地武雅、小関裕太らカラフルな俳優陣が顔をそろえた。原田は「1話ごとにいろいろなお客さんがやって来るので、皆さんをお迎えするのが私の役目。ほぼ同じ場所にいる撮影というのも、考えてみたら珍しいですね。すてきな方が次々とやって来てくださって、そこで2人芝居をするようなドラマ。お客さんにいい時間を過ごしてもらいたい」とすっかりトウコの気分になりつつ、共演者との化学反応に期待を寄せる。

 トウコを目の前にすると、お客さんたちはなぜか心の中のモヤモヤを言葉にできる。とても不思議な魅力を持った女性だ。原田は「トウコは、常に人に対して心を開いている女性。そういった空気が心地よくて、お客さんはふっと肩の力が抜けていくんじゃないかな」と思いを巡らせるが、トウコの癒やし術にはもう一つ秘策があり、思いもよらぬ方法で彼らのストレスを発散させていくのだ。

ドラマ『スナック キズツキ』場面写真 (C)『スナック キズツキ』製作委員会
 原田は「第1話では、成海璃子さん演じる中田の歌に合わせてギターを弾いたり合いの手を入れるのですが、すごく面白くて、楽しかったです。切なくなったり、愛おしい気持ちになったり、すてきなシーンになるような気がしています」とセッションシーンを振り返り思わず笑顔に。「歌ったり、声に出すことって、とても気持ちが良いこと」と彼女自身、歌うことで開放感を味わうことがあるそうで、「カラオケの採点アプリがありますよね。あれを使って、家で歌うこともあります。順位とか点数を見て“やった!”と思ったり(笑)。家でダンスもします。踊ったり歌ったりして、過ごしています。一人でも自宅でそうやって楽しめるタイプなんです」と目尻を下げる。

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