クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

『最愛』及川光博、不気味なヒール役は自分らしさ封印に苦心「油断するとキラキラしちゃう」

ドラマ

関連 :

及川光博

吉高由里子

◆話題の鼻血シーンは『ツイン・ピークス』を意識

 4話では無表情で鼻血を出すシーンが話題を集めたが、「クランクインして早いうちに塚原監督に相談され、『全く問題ないです』と返して。何度もやれるシーンではないので、“全集中・鼻血の呼吸”で出しました」とニヤリ。また、「絵的にインパクトはありましたよね。無表情のままなのが面白い。デヴィッド・リンチの海外ドラマ『ツイン・ピークス』のようなシュールな映像美を個人的には意識しました。後藤を演じていて、少しでも爪痕を残せたという点では(鼻血を)出して良かったです」とほほ笑む。

金曜ドラマ『最愛』に出演する及川光博 (C)TBS 
 そんな後藤の“最愛”な部分を聞くと、「出社と帰宅時は普通にスーツにネクタイで、会社でわざわざマオカラーに着替えているんです。後藤の専務室にはマオカラーが揃っていて。そういう彼のこだわりやマイルールが愛おしいなと思いました」と回答。以前、インタビューで今回の役を“不気味ッチー”と表現していたが、ファンの反応については「うちのベイべー達は慣れたもの」と言い、「嫌味な役をやれば“嫌味ッチー”、キザな役をやれば“キザミッチー”、朝イチのロケで顔がむくんでいたら“むくミッチー”と、楽しんでくれています」とニッコリ。

 ただ、「後藤を演じるのは楽しいけど、1クールでいいかな」とこぼし、「顔の筋肉を動かさないのはそれなりにストレスなので、この役がずっと続くとつらいです(笑)」と本音を明かす。

◆ヒール役は「日常の自分と切り離せるのが魅力」

金曜ドラマ『最愛』に出演する及川光博 (C)TBS
 後藤は主人公と対立するヒール役。楽しさや難しさについて、「日常の自分と全く切り離せるのが魅力。役に引っ張られるタイプでもないので、別人格を演じる切り替えを楽しんでいます。逆に難しいのは、佇まいや所作に自分らしさを出さないこと。油断するとキラキラしちゃうから(笑)、そこは湯船に浸かって台本を読んでいる時も現場への移動中も、イメージトレーニングですね」と口にし、「対立構造をはっきりさせることで、視聴者の皆さんがより主人公に感情移入できる。敵は手強い方が面白いし盛り上がるので、ヒールはやりがいを感じます」と目を輝かせながら語る。

 主人公の仲間役と敵対する役、どちらが楽しいのか問うと、「台本が面白ければどちらも面白い」と答え、「僕の場合、仲間側にいても裏切るパターンがあるので、最初の打ち合わせの時に『あとあと裏切りますか?』って聞きたくなる(笑)。エンターテイメントとして多くの人に楽しんでもらえるよう、いつでも心変わりができるように備えています」と笑っていた。

2ページ(全3ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る