ローラーとバイオリン

【解説/みどころ】
1986年に他界した、ソ連が生んだ映像詩人、A・タルコフスキー。彼が、ソ連邦国立映画高等学院監督科の卒業製作として監督したこの作品は、ニューヨーク国際学生映画コンクールで第1位に輝き、以後タルコフスキーが国際的に注目されるキッカケになった。バイオリンを習わされている夢想家の少年サーシャは、ある日、いじめにあっているところを、整地作業をしてローラーを引いていた青年セルゲイに助けられる。二人は仲良くなり、サーシャはセルゲイから労働の意味を、セルゲイはサーシャによって音楽の素晴らしさを知った。だが、サーシャの母は、セルゲイとのつきあいを快く思っていなくて……。アルベール・ラモリスの「赤い風船」に想を得て、少年と大人との友情を、詩情豊かにうたい上げた、タルコフスキー初期の秀作。
- キャスト
- イーゴリ・フォミチェンコ/ ウラジーミル・ザマンスキー/ ニーナ・アルハンゲリスカヤ/ マリヤ・アドジュベイ/
- スタッフ
- 監督: アンドレイ・タルコフスキー 脚本: アンドレイ・タルコフスキー アンドレイ・コンチャロフスキー
- 原題
- КATOКИCКPИЛКA
- 上映時間・制作年
- 45分/1960年
- 制作国
- ソ連
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