河内山宗俊

【解説/みどころ】
情婦の居酒屋でむだ飯を食って暮らすヒモ・河内山宗俊。守銭奴の顔役・森田屋一家の用心棒の金子市之丞。二人は日々をのんびりと気ままに過ごしていた。二人のマドンナは、若いながらけなげに駄菓子や甘酒を売って弟を養っているお浪という娘。そのお浪が、弟の不始末の三百両の金のために森田屋や女衒(ぜげん)の毒牙にかかり、女郎に売られようとする。宗俊と市之丞はお浪を救うために命を懸けて戦うのだった……。若くして死んだ天才監督・山中貞雄の、現在残されたたった3本の作品のうちの一つ。市民の情緒を確かな演出で描ききった秀作である。また若き日の原節子がお浪役で初々しい演技をみせるのも見どころ。
- キャスト
- 河原崎長十郎/ 山岸しづ江/ 原節子/ 衣笠淳子/ 清川荘司/ 高勢実乗/ 中村翫右衛門/
- スタッフ
- 監督: 山中貞雄 脚本: 山中貞雄 三村伸太郎
- 上映時間・制作年
- 82分/1936年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 太秦発声=日活京都
あわせて読みたい
最新ニュース
おすすめフォト
おすすめ動画 >
-
X
-
Instagram