『鎌倉殿の13人』頼朝の息子・源実朝役に柿澤勇人 大泉洋&小池栄子と親子役
俳優の柿澤勇人が、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)に出演することが発表された。源頼朝(大泉洋)の次男で、優れた政治を行うが、その急死が、京と鎌倉の激震を呼ぶ源実朝を演じる。大河ドラマ出演は3回目。
【写真】大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源実朝を演じる柿澤勇人
本作は、平安時代末期、伊豆弱小豪族の次男坊の出身でありながら、源頼朝と北条政子(小池栄子)の結婚をきっかけに運命の歯車が回り始めた北条義時(小栗旬)の半生を描く。脚本は三谷幸喜。
柿澤は、「源実朝という役は第三代征夷大将軍で、源氏の最後の将軍ということになります。実は先日、脚本家の三谷幸喜さんと、実朝が最期を遂げた鶴岡八幡宮にご祈とうに行ってきました。その際に三谷さんと実朝についてお話しました」と明かし、「これまで実朝という人物が政治や戦い、争いなどに消極的だったがゆえに、逃げるかのように蹴鞠や和歌といった趣味に興じていたという、わりと文弱な将軍というイメージだったんですけど、決してそうではなくて、実は蹴鞠や和歌に没頭したのも朝廷側とのコミュニケーションを取って、より豊かな国にしようとか、そういった政治も含め、実はすごく賢い人間だったんじゃないのか、という話もしました」と実朝について言及。
そして「宋(中国)に渡る船をつくって最終的にはそれは失敗に終わったんですけど、それも海外に向けての政治みたいなものを考えていたんじゃないのか、など『新しい実朝をつくりたい』という話をさせていただきました」と続けた。
さらに、「毎週、僕も本当に楽しく『鎌倉殿の13人』を拝見していますし、僕の実朝が登場するころには、僕もこのドラマにより貢献できるように、たくさん資料を読んで新しい実朝として頑張りたいと思っております。そうそうたるメンバーの方々がそろっております。一方でこれまで共演した方もたくさんいらっしゃるので、心強いなと思いますし、初めての方ももちろんたくさんいらっしゃるので、そういった出会いを大切に、感謝しつつ刺激を受けて僕も成長できたらと思います」と意気込みを語った。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、NHK総合ほかにて放送中。