ギレルモ・デル・トロ最新作『ナイトメア・アリー』、十人十色の表情に包まれたキャラクターポスター解禁
映画
関連 :
第94回アカデミー賞にて作品賞・撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞の4部門にノミネートされている奇才ギレルモ・デル・トロ監督最新作『ナイトメア・アリー』より、主人公を含む重要人物9人を捉えたキャラクターポスターが解禁された。
【動画】ギレルモ・デル・トロ最新作『ナイトメア・アリー』ティザー予告
本作は、1946年に出版されたウィリアム・リンゼイ・グレシャムのノアール小説『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を、デル・トロ監督独自の世界観と豪華キャストで映画化したサスペンス・スリラー大作。
今回解禁されたのは、物語の鍵を握る登場人物9人を捉えたキャラクターポスター。中心にいるのは、主人公スタン（ブラッドリー・クーパー）。彼は秘密の過去を抱えてカーニバルにやってくる。そして一座に仲間入りすると、強い野心と持ち前の頭の回転の速さで瞬く間に読心術のスキルを習得。やがて独立し、都会の高級ホテルにあるステージの看板をはるトップのショーマンへと上り詰めていく。
スタンの左にいるのは、彼と恋に落ち共に大都会へ旅立った、カーニバルの感電ショーで人気を博したモリー（ルーニー・マーラ）。スタンの才能を心から信じるモリーは、献身的に彼を支えようとする。
スタンの右側にいるのは、カーニバルで透視術師として活躍するタロットの達人ジーナ（トニ・コレット）と、かつてジーナと読心術師コンビを組んで名を馳せていたピート（デヴィッド・ストラザーン）。彼らは、カーニバルで下積みをするスタンから懇願され秘伝の読心術を教えようとする。
左端上にいるのは、カーニバルを離れたスタンが大都会で出会う、精神科医リリス・リッター博士（ケイト・ブランシェット）。スタンのショーを見てすぐに読心術のからくりを見抜いたリリスは、スタンから霊視術でともに手を組まないかと持ちかけられ、不敵な笑みを見せながらも手引をすることに…。
左端下にいるのは、スタンの素質を見極め、カーニバルに引き入れる見世物小屋の客引きコートリー（ウィレム・デフォー）。右から2番目下にいるのは、モリーのお目付け役でカーニバルでは怪力男として知られるブルーノ（ロン・パールマン）。左から2番目下にいるのは、霊視術を行う相手としてスタンが目をつけた、過去に傷を持つ大富豪グリンドル（リチャード・ジェンキンス）。右端下にいるのは、グリンドルと同じくスタンに標的にされた、最愛の息子を亡くしたフェリシア（メアリー・スティーンバージェン）。
スタンが成功を追い求めて富や名声に目がくらんでいくうちに、少しずつ運命を狂わせていく姿を描く本作。デル・トロ監督は「観客が登場人物の成功物語に見入っているとき、もっとも見たくないものはその人の失墜です。ですから、もし主人公が転落するとお客さんの心は激しく揺さぶられてしまうでしょう」と意味深にコメント。本編でこの8人のキャラクターたちが、スタンにどのように絡んでいくのか注目したい。
映画『ナイトメア・アリー』は3月25日より全国公開。
