アレック・ボールドウィン、死亡事故発生後も映画撮影続行に向け動いていた
アレック・ボールドウィン主演のウエスタン映画『Rust(原題)』の撮影現場で起きた銃誤発射による死亡事故。本作でプロデューサーも務めるアレックが、事故後も撮影を続けるべく、働きかけていたことが明らかになった。
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事故は昨年10月、米ニューメキシコ州のボナンザ・クリーク牧場で撮影中だった『Rust』のリハーサル中に発生。アレックの構えた銃が誤発射し、撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが亡くなり、監督のジョエル・ソウザが負傷した。
Varietyによると、アレックは現在、事故発生時に撮影現場にいたスタッフや、亡くなったハッチンズさんの遺族らから訴訟を起こされているが、これらの責任は自身にはなく、賠償や裁判費用を負担するべきなのは、『Rust』の筆頭プロデューサーでるライアン・スミスと映画のプロダクション会社であるとして、裁判所に仲裁を申し立てたという。
この中で、事故後映画の撮影を続ける許可を取り付けるべく、ハッチンズさんの夫とやり取りを交わしていたことが明かされた。映画を完成させることでハッチンズさんの才能と記憶を残し、また収益を遺族に残すためにも重要なことだと訴えていたようだ。
当初、ハッチンズさんの夫はこの提案に興味を示していたものの、次に連絡した際には態度に変化があったとされ、2月にアレックが訴えられるに至った。
今回の仲裁申し立てに際し、アレック側が提出した文書には、「現段階で2つの点が明らかである。この悲劇の責めを負うべき、実弾を装填した人がいること。そしてそれはアレック・ボールドウィンでなはいということだ」と書かれているという。