阿部サダヲ×岡田健史『死刑にいたる病』、連続殺人鬼の“表の顔”は優しいパン屋さん――場面写真解禁
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俳優の阿部サダヲと岡田健史がダブル主演する白石和彌監督の最新作『死刑にいたる病』より、阿部や岡田をはじめ、岩田剛典、中山美穂、音尾琢真ら主要キャストを捉えた場面写真が解禁。阿部演じる連続殺人鬼が、優しいパン屋の店主として笑顔で接客する“表の顔”の姿などを収めている。
【写真】阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、中山美穂、音尾琢真――それぞれの人物像が浮かび上がる『死刑にいたる病』場面写真
本作は、作家・櫛木理宇の同名小説（『チェインドッグ』から改題）を映画化するサイコサスペンス作品。日本史上類をみない数の若者を殺した連続殺人鬼・榛村役を阿部、収監されている榛村の元に通い事件の真相に迫る筧井雅也役を岡田が演じる。そのほか、事件を捜査する雅也の行く先々に現れる謎の男・金山一輝役を岩田剛典、雅也の母で常に夫の顔色をうかがう筧井衿子役を中山美穂、榛村の過去を知る滝内役を音尾琢真が務める。
理想とは程遠いランクの大学に通い、うっ屈した日々を送る雅也の元に、ある日届いた1通の手紙。それは世間を震え上がらせた希代の連続殺人事件の犯人・榛村大和からのものだった。24件の殺人容疑で逮捕され、うち9件で起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪（えんざい）だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。そこには想像を超える残酷な事件の真相があった―。
今回解禁されたのは、阿部や岡田をはじめとする主要キャストを捉えた場面写真の数々。稀代の連続殺人事件の犯人・榛村（阿部）は犯行当時、人気のパン屋「ロシェル」を営む“魅力的な人物”として社会に溶け込んでいた。場面写真には、殺害現場である燻製小屋で犯行に及ぶ一方で、笑顔で接客する榛村の衝撃的な“表の顔”が収められている。
さらに、世間を震撼させた事件の“まだ誰も知り得ない真相”に近づこうと、榛村の過去を知る滝内（音尾）たちへ聞き込みを始めるなど、人生で初めて自分で考え行動する雅也（岡田）の姿も。
そのほか写真には、拘置所の待合室で雅也が見かける、顔に痣のある長髪の男・金山（岩田）や、雅也の母・衿子（中山）の姿も収めている。本編で、面会せずに出てきた金山は、信号待ちの雅也に声をかけある質問を投げかける。また、母の衿子は、支配的な祖母と父に遠慮するように身を縮めながら生活しており、雅也にとっては実母でありながらも距離のある存在だ。
徐々にそれぞれの人物像が紐解かれていき、ますます謎が深まっていく事件。果たして、想像を超える残酷な思惑が秘められていた真相とはー。
映画『死刑にいたる病』は、5月6日より全国公開。
