鈴木保奈美、25年ぶり舞台出演に戸惑いも「皆さんが優しくフォローしてくださる」
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舞台『セールスマンの死』の公開フォトコール&初日会見が4月4日、PARCO劇場で行われ、主演の段田安則や共演の鈴木保奈美、福士誠治、林遣都らが登壇した。
【写真】舞台『セールスマンの死』より
過酷な競争社会、若者の挫折、家庭の崩壊を描き、トニー賞、ニューヨーク劇評家賞、ピュリツァー賞を受賞した近代演劇の金字塔となる本作。主演の段田安則は、65歳の節目に、満を持して主人公ウィリー・ローマン役に挑む。そして、ウィリーを支える妻リンダ役には、本格的舞台への出演は25年ぶり2回目となる鈴木保奈美。長男ビフには福士誠治。次男ハッピーには林遣都。友人のチャーリーには鶴見辰吾。幻想の中に登場する兄ベンに高橋克実。さらに前原滉、山岸門人、町田マリー、皆本麻帆、安宅陽子らが出演する。
演出は、英国有数の劇場で数々の作品を手がけ、本作と同じくアーサー・ミラーの『プライス(対価)』が評判となり、日本では2020年にサイモン・スティーヴンスの新作戯曲『FORTUNE』のワールド・プレミアを開けたショーン・ホームズが担当。美術・衣裳は、新進気鋭のデザイナー、グレイス・スマートが手掛ける。
初日会見で、主人公ウィリー役の段田は「実は1週間ほど前、『大丈夫かな』と不安な気持ちが心をよぎったこともあったのですが、今は『これはいけるんじゃないか』と手応えを感じています。ウィリーの妄想・回想を視覚的に、かつ斬新で本質をついたショーンさんの演出も素晴らしいです」とコメント。
リンダ役の鈴木は「久々の舞台出演で舞台用語がわからなかったりしましたが、すかさずカンパニーの皆さんが優しくフォローしてくださるので、今はこのカンパニーについていくのみです!」と語った。
パルコ・プロデュース2022『セールスマンの死』は、東京・PARCO劇場にて4月4~29日上演。