松田龍平、入江悠監督と11年ぶりタッグで極限のパニックスリラーに挑戦 『鵜頭川村事件』8月スタート
WOWOW初のパニック・スリラー『連続ドラマW 鵜頭川村事件』(WOWOW)の主演を俳優の松田龍平が務めることが発表された。また、放送・配信スタートは8月からと決まった。
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作家・櫛木理宇の同名小説(文春文庫)を映画監督・入江悠のメガホンで実写化する本作。ドラマ化にあたり時代背景や登場人物に脚色を加え、原作の持ち味である手に汗握るスリリングな物語展開はそのままに、日本が現在進行形で抱えている社会問題にも切り込んだ内容となっている。
松田が演じるのは、行方不明となった妻を探す主人公の医師・岩森明。松田のWOWOWドラマ主演は、入江が同じく監督を務めた警察ドラマ『同期』(2011)以来11年ぶり、2度目となる。
舞台は、日本の片隅にある鵜頭川(うずかわ)という村。行方不明の妻を探す医師・岩森(松田)は、娘を連れて妻の故郷であるその村を訪れるが、滞在中に村は集中豪雨に襲われ、土砂崩れで孤立状態に。電波も入らず外界との連絡が一切取れなくなってしまう。そんな中、一人の若者が何者かに殺され、村中に不安が走る。そして、続けざまに新たな殺人事件が発生し…。疑心暗鬼で暴徒化する村人たち。そして村に根深く残る因習、権力闘争や世代間対立にも巻き込まれながら、岩森は妻の行方につながる新事実にもたどり着くが…。
松田が演じる主人公・岩森は、外界から閉ざされパニック状態に染まる村の中で、唯一平静を保ちながらも、医師という立場でさまざまな村人と関わっていく中で、自らも争いの渦に巻き込まれていく難しい役どころ。想像をこえる過酷な状況下で追い詰められていく岩森を鬼気迫る演技で体現する。
主演の松田は「今回演じた岩森は、東京から行方不明の妻を捜しに鵜頭川という村を訪れ、不遇にもこの村に閉じ込められてしまいますが、村の部外者という立場で唯一状況を俯瞰でみることができる客観的な視点を持った役柄だと思いました。演じるにあたって、村の人達が狂気に染まって行く中、その狂気に飲み込まれないように意識していたんですけど、それでも次々に起きる事件に巻き込まれ、次第に岩森自身が抱えている狂気が浮き彫りになっていくのは演じていて面白かったところです」と話している。
原作者の櫛木は「この『鵜頭川村事件』は豪雨の中で村が孤立するという物語です。閉ざされた空間。やまない雨。つのる焦燥と、絡み合う村民の感情――。そんな中、松田さんの翳りある色気が画面にどんな華を咲かせるのか、想像しただけで原作者のわたしでもぞくぞくします」とコメントしている。
『連続ドラマW 鵜頭川村事件』は、WOWOWにて8月より放送・配信。
※松田龍平、入江悠、櫛木理宇のコメント全文は以下の通り