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“新人賞総なめ”奥平大兼、映画『マイスモールランド』でベルリンデビュー 本人の発想で生まれたシーン本編映像

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映画『マイスモールランド』に出演する奥平大兼
映画『マイスモールランド』に出演する奥平大兼(C)2022「マイスモールランド」製作委員会

 2020年公開の映画『MOTHER マザー』でデビューし、数々の新人賞を総なめした奥平大兼。2年ぶりとなる映画2作品目となったのは、是枝裕和監督が率いる「分福」気鋭の新人監督・川和田恵真監督の商業映画デビュー作『マイスモールランド』だ。

【動画】映画『マイスモールランド』奥平大兼の発想で生まれたシーン本編映像

 本作は2月にドイツ・ベルリンで開催された世界三大映画祭の第72回ベルリン国際映画祭にて、全ての部門の作品から選出されるアムネスティ国際映画賞から特別表彰を授与。2005年から17年間続く、この映画賞から日本の作品が評価を受けるのは今回が初となる。

■奥平の発想で生まれたシーン映像を解禁

 本作は日本に住む難⺠申請中のクルド人の家族に告げられた、過酷な現実。在留資格を失い、普通の高校生としての日常が奪われてしまった17歳の主人公サーリャが理不尽な社会と向き合いながら、自分の居場所を探し、成⻑していく物語が描かれている。奥平はサーリャが心を開く少年・聡太を演じている。

 今回、奥平がキャスティングされたことによって加えられた設定のシーン映像が解禁。埼玉で生まれ育ったクルド人の高校生サーリャ(嵐莉菜)は、大学進学するため父親に内緒ではじめたアルバイト先で出会った東京の高校生・聡太(奥平)と、心を通わせるが、難⺠申請が不認定となったことから、サーリャは、埼玉と東京の県境を超えることができなくなる。

 このシーンは、在留資格を失ったことからサーリャと聡太の二人の間に「国境」が生まれてしまったことを象徴する印象的なシーン。奥平も「ペイントがすごく冷たくて、なんども撮り直したのですが本当に手が凍えるかと思いました」と撮影エピソードとともに印象に残るシーンとして語っていた。

 美大を目指し、スプレーアートをやっているという設定は、クランクイン前に、奥平が監督へ「絵が好き」であることを伝えたことから、加えられたキャラクター設定。川和田監督も、埼玉と東京の県境にある交通看板に、サーリャと聡太の二人がペイントを塗った手でいたずらをするシーンは、奥平の設定を変更したことから生まれたと話している。

 本作は現在公開中で、SNSには「奥平大兼さんに演ずる聡太の瑞々しく淡い恋愛が素晴らしい」「彼氏役の奥平大兼が純で優しくてとてもいい」といった反響が寄せれている。

 昨年は『ネメシス』(日本テレビ系)、『世にも奇妙な物語』『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)などドラマに出演、またアフラックやカロリーメイトなど注目度の高いCMにも起用された奥平。今年も本作のほか、『サヨウナラのその前に』『卒業式に、神谷詩子がいない』(ともに日本テレビ系)に主演・メイン出演。今後も『早朝始発の殺風景』(WOWOW)など様々な作品への出演がが決まっている。

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