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Juice=Juice・稲場愛香、涙と感謝の卒業公演 「もっともっと強く成長していきたい」

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Juice=Juiceおよびハロー!プロジェクトを卒業した稲場愛香
Juice=Juiceおよびハロー!プロジェクトを卒業した稲場愛香

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 ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・Juice=Juiceが30日、東京・日本武道館で「Juice=Juice CONCERT TOUR 〜terzo〜 FINAL 稲場愛香卒業スペシャル」を開催。約9000人を前にメドレー含む全26曲を披露した。Juice=Juiceへの加入から約4年のサブリーダー・稲場愛香は、涙ながらのスピーチでこれまでの活動を糧に「もっともっと強く成長していきたい」と力強く宣言した。

【写真】メンバーに囲まれて涙を流すJuice=Juice・稲場愛香 卒業公演の模様

 稲場は、ハロプロ研修生の活動を経て、2014年11月にカントリー・ガールズの結成メンバーとして加入。2016年9月に持病の治療に専念するという理由で同グループを卒業し、2017年9月、地元の北海道を拠点にハロプロ研修生北海道の“リーダー的立場”として活動を再開した。Juice=Juiceへの加入は、2018年6月。2021年12月末で段原瑠々と共にグループのサブリーダーへ就任し、2022年3月にグループ及びハロー!プロジェクトの卒業を発表した。

 3月からスタートした単独コンサートツアー「Juice=Juice CONCERT TOUR 〜terzo〜」の千秋楽となった大舞台。オープニングBGMが流れた直後、客席中が稲場のメンバーカラー“ホットピンク”に染まった。

 公演の幕開けを飾ったのは力強くしっとりと歌い上げる「Va-Va-Voom」。続く「プラトニック・プラネット」で観客の心をより強く引き寄せ、2022年4月発売の3rdアルバム『terzo』から初披露の曲「POPPIN’ LOVE」では、心弾むメロディに合わせてメンバーがキュートな表情を浮かべた。

 MCでは、大部分がピンクに染まる客席をあおぎ見るメンバーから「すごい!」と歓声が飛ぶ。リーダー・植村あかりの「We are」のかけ声に続き、全員で「Juice=Juice!」と元気よくあいさつ。稲場は、メンバーとして最後のステージへの意気込みを込めた。

 パフォーマンスへ戻り、「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」に続く「STAGE〜アガッてみな〜」では、間奏のメロディに合わせて井上玲音が特技のボイスパーカッションで鋭い表情を見せた。

 間髪入れずステージは進み、3rdアルバムからの初披露曲「ノクチルカ」に続く「Future smile」の間奏では有澤一華が特技のバイオリンを華麗に奏で、初披露の3rdアルバム収録曲「G.O.A.T」では、息の合ったしなやかなダンスで観客を魅了。「禁断少女」「ロマンスの途中」と、キラーチューンでたたみかけた。

 MCを挟み、インストゥルメンタルのダンサブルな音楽をバックに、1人ずつスポットライトを浴びるメンバーがソロダンスを披露。流れるように「ポップミュージック」へと続き、メドレーでは稲場を中心に、代わる代わるの組み合わせで「初めてを経験中」「好きって言ってよ」「微炭酸」を歌い上げ、メドレーの最後となった未来への思いを巡らせる楽曲「続いていくSTORY」の終盤では、メンバー全員がステージへ集結した。

 公演は後半戦を迎え、工藤由愛、松永里愛、有澤、入江里咲、江端妃咲による「雨の中の口笛」、植村、稲場、段原、井上による「Mon Amour」で場内は落ち着いた雰囲気に包まれる。続く情熱的な楽曲「Fiesta! Fiesta!」で空気は一変。メンバー個々の持ち味をフィーチャーした楽曲「GIRLS BE AMBITIOUS! 2022」や、「私が言う前に抱きしめなきゃね」「Goal〜明日はあっちだよ〜」を次々と歌い、「Magic of Love(J=J 2015Ver.)」の曲中では、段原が稲場を見つめながら「大好きです!」と満面の笑みで伝えた。

 本編の最後を飾ったのは、客席をあおぎ見ながらしっとりと歌い上げた「Familia」。メンバーがステージをあとにした会場には、アンコールを待つ観客からの拍手が響き渡り、客席は全面が“ホットピンク”色に染まった。

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