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トム・ハンクス、『フォレスト・ガンプ』有名シーンについて疑ってかかっていた

映画

トム・ハンクス、『フォレスト・ガンプ』のベンチのシーンを疑ってかかっていた
トム・ハンクス、『フォレスト・ガンプ』のベンチのシーンを疑ってかかっていた(C)AFLO

 『エルヴィス』の公開を控える名優トム・ハンクス。彼の名演を見られる作品は数あれど、『フォレスト・ガンプ/一期一会』は代表作の一つと言って間違いないだろう。しかし、この映画のアイコニックなシーンであるベンチのシーンについて、当時トムは疑いを抱いていたそうだ。

【写真】アイコニックなベンチのシーン『フォレスト・ガンプ』フォトギャラリー

 『フォレスト・ガンプ』に登場するベンチのシーンは、トム演じるフォレストが、すれ違う人たちに類稀なる自分の経歴を語る、まさにアイコニックなシーン。「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでは何が入っているかわからない」という名言が登場するのもこのシーンだ。

 CinemaBlendのインタビューに応えたトムは、このシーンについて「『フォレスト・ガンプ』のあのシーンは、ジョージア州サバナにある公園のベンチで、語りの部分にするかもしれない材料として撮影したものだった。ボブ(ロバート・ゼメキス監督)に、『ベンチに座ってるこんな男に誰か興味を示す? 何だよ。箱のことなんて誰も意味がわからないよ』と言ったんだ」と、まさかの告白。 

 「いざ撮影を始めると、セリフは13ページもあって、それを1日半で撮影しなくちゃいけなかった。カンペが用意されたけど、なりきっていたから、カンペは必要なかった。だけどボブには『一歩間違えたら大失敗になるかもしれない。トム、これはやばいシーンだよ。観客がどう判断するかわからないんだ!』と言われた。そして出来上がったものが、あれだったというわけさ」と振り返った。

 果たして『フォレスト・ガンプ』は1995年のアカデミー賞で作品賞を受賞し、トムも主演男優賞を受賞した。公開から25年以上たつ今も、名作として人々に愛され続けていることは言うまでもない。

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