橋本愛、“怒り”の感情を出すことに苦労「どうしたら怒れるかな?」
関連 :
女優の橋本愛が9日、都内で開催されたドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系/7月20日より毎週水曜22時)完成披露試写会に共演の中村蒼、美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美と共に出席。トラコを演じる上で苦労したことを明かした。
【写真】橋本愛、涼しげな浴衣姿で登場
脚本・遊川和彦×プロデュース・大平太の『家政婦のミタ』コンビが新たに描く本作は、謎の家庭教師トラコ(橋本)が、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子どもを救う個別指導式ヒューマンドラマ。
トラコはコスプレが趣味ということで、トラコのさまざまな装いも見ることができる本作。コスプレについて橋本は「楽しくやらせていただいてます」と笑顔を見せ「扮装を変えることで、トラコさん自身の内側の部分がコロコロ変わるような感じがあって、カラフルで楽しい日々を過ごさせていただいています」と語った。
遊川作品への出演は『同期のサクラ』、『35歳の少女』に続き3作目となる橋本。作品に通じるところとして橋本は「怒りという感情が根っこの部分にある」と語り「今回、遊川さん自身がきっと社会や人に抱いている怒りをトラコさんに投影されてるんだな、と思っています」と考えを明かした。
橋本は、トラコを演じる上で、怒りに共感しながら表現しなければいけない、と口にしつつ「普段、怒りという感情を遠ざけて生きているので『どうしたら怒れるかな?』と…」と吐露。続けて「穏やかに生きたいので、最初は体がなかなか簡単にはそこに辿り着けなくて、『どうしたらいいかな?』と、プロセスとしてちょっと時間がかかりました」と打ち明けた。しかし、現在は、怒りを抱えてしか生きられないトラコのことをとても愛していると口にした。
さらに橋本は「現場で『壁から覗く』みたいなときに、『あれ? 私ミタかな? 若干ミタ入ってない?』みたいな(笑)」と『家政婦のミタ』の話題を出し「あのとき、ドラマを観ていたときは、私がこっち側をやる人生になるなんて思ってなかったな、という気持ちで演じているところも多少はあります」としみじみ語った。
ドラマ『家庭教師のトラコ』は日本テレビ系にて7月20日より毎週水曜22時放送。