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フランス革命前夜、世界初のレストラン誕生の秘密を描く『デリシュ!』公開決定

映画

 世界初のレストラン開業秘話を描く映画『デリシュ!』の日本公開が決定し、併せて日本版ポスターが解禁された。

【写真】グレゴリー・ガドゥボワも出演 フランス版『キャメラを止めるな!』予告編

 本作は美食の国・フランスを舞台にした、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ。監督は、フランスで長く脚本家のキャリアを積んだエリック・ベナールが務めており、長編第7作にして初の時代劇となる。主人公マンスロンにふんするのは、『グッバイ・ゴダール!』(2017)や『オフィサー・アンド・スパイ』(2019)のグレゴリー・ガドゥボワ。『記憶の森』(2001)でセザール賞主演女優を受賞したイザベル・カレが、マンスロンと共に料理で公爵と対決する謎の女性ルイーズを演じている。

 1789年、フランス革命前夜。誇り高い宮廷料理人のマンスロン(グレゴリー)は、公爵主催の食事会で渾身の料理を振る舞う。しかし、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、公爵(バンジャマン・ラベルネ)から解雇されてしまう。失意を抱えたマンスロンは、息子(ロレンゾ・ルフェーブル)を連れて実家に戻る。

 ある日、マンスロンのもとに料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズ(イザベル)が現れる。弟子は不要と断り続けるマンスロンだったが、熱意に押されて彼女の希望を受け入れると、やがて美味しい料理を作る喜びを再発見していく。そして、ルイーズの助けと息子の協力を得て、世界で初めて一般人のためのレストランを開店。ところが店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう…。

 貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代において、「レストラン」は、その誕生と共に貴族も庶民も共に食事を楽しむ場となった。フランス革命とともに訪れた「食の革命」、世界初のレストラン誕生の秘密が明かされる。

 このたび、日本公開決定に併せて日本版オリジナルのポスターが完成。「世界初の“レストラン”開業の秘密、教えます」のキャッチコピーに、主人公のマンスロンとルイーズが互いを見つめ合いながら小麦粉をこねる姿が中央に配置され、背後には世界初のレストランで美味しい料理を楽しむ客たちの姿が。2人の前には、本作のもうひとつの主役である食材が並び、目にも美味しいビジュアルが完成した。

 映画『デリシュ!』は9月2日より全国公開。

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