二宮和也、『ラーゲリより愛を込めて』でロシア語にトライ 中島健人も人生初の丸刈り＆ふんどしに挑戦
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俳優の二宮和也が17日、都内で実施された主演映画『ラーゲリより愛を込めて』の完成報告会見に北川景子、松坂桃李、Sexy Zoneの中島健人、桐谷健太、安田顕、瀬々敬久監督、平野隆プロデューサーと共に出席。本作や撮影について語った。
【写真】二宮和也、北川景子、中島健人ら、映画『ラーゲリより愛を込めて』完成報告会見の様子
本作は、第二次世界大戦終了後のロシアを舞台にした愛の実話。60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所（ラーゲリ）に不当に抑留され捕虜となった。あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった人物・山本幡男（やまもと・はたお／二宮）の生き様を描く。
北川は、山本幡男の妻・山本モジミ役で出演。会見では、山本と共に極限のラーゲリを生き抜く捕虜仲間を演じたキャストとして、松坂、中島、桐谷、安田の出演が明らかとなった。
二宮は、本作でロシア語に挑戦。「なじみがなかったので、もちろん一からだった。先生に事細かく教えてもらった。ロシア語が入っているシーンを一つ終えると『あ、これは一回忘れていいんだな』と気が楽になっていった」と振り返った。
また、野球シーンなどの撮影のために、現場でスタッフ・役者総出で雪かきを行ったことに言及。「僕はそれがやりたくなくて、ギリギリまで部屋の端っこでいないフリをしていました（笑）。『しんどそうだな』と思って。みんな汗だくになっちゃって、本当に野球やってるみたいな環境になっていた」と暴露。
それを聞いて桐谷は「おれと健人はちゃんとやった」とチクリ。中島も「ニノ先輩、どこかな？と思っていた」と口撃。ひとかきでもしたのか、と問われると、二宮は立ちあがって足払い。次いで「みんな、別にいい靴も履いてませんから、染み込んじゃって染み込んじゃって。指とかガチガチになってやってくれていた。すごく感謝ですね！」と笑い、桐谷らの厳しい視線を浴びていた。
時代に翻弄されながらも愛する夫を信じて待ち続ける山本の妻・モジミを演じた北川は、「今回ほとんど初めてお会いさせていただく方ばかりだった。監督とも初めてで、参加しないという選択肢はありませんでした」とコメント。「ラーゲリで男性陣が出るシーンは初めて見る部分がたくさんあった」と言い、一部のシーンに触れて「泣けましたね。泣いたけど、こんなに山本さんのために動いている、という涙だから、妻として嬉しい」と笑顔をこぼした。
ムードメーカーの新谷健雄を演じた中島は、二宮を「心から尊敬している役者でもあり先輩」と表現し、「二宮くんのお芝居に、1カット1カット、感銘を受けていた」とベタ褒め。それを受けて二宮は「…押忍」と一言。さらに中島は、二宮の印象深いシーンについて「全てです」とキッパリ。二宮は「押忍…！」と繰り返して「ありがたいです。恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべた。
さらに、中島は本作で人生初の坊主とふんどしにチャレンジしたことに触れ、「二宮先輩は丸刈りの先駆者。僕がその後継として、先輩の映画でそのヘアスタイルができて光栄でした」と述べた。
映画『ラーゲリより愛を込めて』は、12月9日より全国公開。
