木村文乃、『PICU 小児集中治療室』で月9初ヒロイン 吉沢亮の同僚救命医に
<コメント>
■木村文乃
――台本を読まれた感想をお聞かせ下さい。
金城プロデューサーの静かだけどただならぬ思いに、自分の奥底にしまっていた気持ちを引っ張り出して一緒に挑みたいという気持ちになりました。
――役作りにあたり、心がけようと思うこと、意識されることなどありましたらお聞かせ下さい。
口も悪ければ態度も悪い救命医ですが、その言動の何処(どこ)かにいつも希望は持っていたいと思っています。
――放送を心待ちにしている視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
患者と医者、仕事と生活の狭間(はざま)でもがいたり苦しんだりしながら、綿貫と、そしてチームのみなさんと一緒に成長していけたらいいなと思っています。
■プロデュース・金城綾香(フジテレビドラマ・映画制作センター)
綿貫は吉沢さん演じる武四郎と、安田さん演じる植野のちょうど真ん中のキャリアの医師です。現場でも責任ある仕事を任せられるようになってきた30代中盤は、一人の女性としてもいろんな経験をするタイミングでもあります。綿貫は救命医としてキャリアを積んで来たため、いろんな方々の死を経験してきました。全てが初めての経験になる武四郎と違い、経験があるからこそ抱える苦しみに直面しています。彼女が話す言葉のシャープさが、彼女自身も少しずつ傷つけているイメージです。
そんな複雑な綿貫を木村文乃さんに演じていただけて本当にうれしいです。いつかご一緒したいと強く思っていた女優さんでしたし、木村さんはご本人の持つ柔らかさ、優しさの奥に、繊細な心の動きを表現してくださる方だと思います。医師も普通の人ですから、こらえきれないほどの悲しみを抱えても人を救うために働く時があります。木村さんが表現される“綿貫の心が解ける瞬間”を、連続ドラマの中で楽しみに待っていただきたいと思います。