新海誠『すずめの戸締まり』最新予告からの場面カット一挙公開
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新海誠監督3年ぶりとなる新作アニメ映画『すずめの戸締まり』より、すずめと草太が旅先で出会う魅力的なキャラクターたちを捉えた場面カットが一挙解禁された。
【写真】愛媛で出逢う、すずめと海部千果の場面写真
本作は、日本各地の廃墟を舞台に災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする、少女・すずめの解放と成長の物語を描く。原作・脚本を新海監督自ら務め、キャラクターデザインを田中将賀が担当。主人公・鈴芽(すずめ)の声は女優の原菜乃華が、すずめと旅する「閉じ師」の青年・宗像草太(むなかたそうた)の声をSixTONESの松村北斗が務める。また、音楽は新海監督と3度目のタッグとなるRADWIMPSが映画音楽作曲家・陣内一真と共作で担当し、主題歌「すずめ」のボーカルには、注目の女性アーティスト・十明が抜擢された。
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばす。扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているのだった。
すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」とダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう。それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの“戸締まりの旅”。旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所ですずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった…。
このたび、先月9月29日に解禁されYoutubeで約445万回再生されている最新の予告映像から、すずめと草太が旅先で出会う魅力的なキャラクターたちを捉えた場面カットを一挙解禁。人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンの姿などを確認できる。
予告映像の解禁後、「この可愛い猫は敵なの!? 味方なの!?」と大きな話題となったダイジン。すずめと草太の前に突如現れたキュートなビジュアルのダイジンが、草太を椅子の姿へと変えてしまうという衝撃的な展開が明かされた上に、すずめと草太を翻弄するかのように怪しげな表情を浮かべる姿も見せて、いったいどのようなキャラクターなのか注目が集まっている。
場面カットにはさらに、旅の途中の愛媛で出逢うすずめと同い年の女子高生・海部千果(あまべ・ちか)、ヒッチハイクしていたすずめを拾う神戸のスナックのママ・二ノ宮ルミ(にのみや・るみ)との出会いのシーンも。すずめと共にミカンを食べる千果、旅をするすずめを温かく見守るルミの姿が描かれている。すずめと草太はどのように二人と出会い、ふれあいを重ねるのか。
そのほか、開かれてしまった扉から出てきた“災い”を閉じ込めるため、草太とすずめが協力し合って扉を閉めようとするシーンや、女子高生と椅子という不思議な組み合わせでスマホを覗き込むコミカルなシーンも収めている。
アニメ映画『すずめの戸締まり』は11月11日公開。