香川照之主演『宮松と山下』、ミステリアスな予告解禁 野波麻帆、大鶴義丹らの場面写真も
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俳優の香川照之が主演する映画『宮松と山下』より、謎に包まれた宮松の新たなシーンを満載した90秒予告に加え、追加場面写真が解禁された。
【動画】映画『宮松と山下』90秒予告
本作は、過去に2本の短編映画がカンヌ国際映画祭から正式招待を受けた監督集団「5月」が、香川を主演に迎えて制作した初の長編映画。共演キャストとして、津田寛治、尾美としのり、中越典子が出演する。
解禁された90秒予告は、「ヤー!」と大声を上げた香川演じる男が、勇ましく相手の侍に刀を振りかざすも、逆に斬り返され倒れるところから始まる。あたりは静まり、死んだはずの男がおもむろに立ち上がる。
この男は端役ばかりを演じるエキストラ俳優・宮松。掛け持ちしている別の仕事の同僚に「なんでこの仕事をしているのか」と問われた彼は、「エキストラだけで食べていける人なんていないよ」と切なく話す。
そんな彼の日常が、一緒にタクシーの運転手をしていたという谷(尾美)の登場により歪み始める。何者かに押されて頭を強打する男。「12年前」という文字と共に、宮松が笑顔で煙草を吸いながら振り返る。謎に包まれていた宮松の過去が徐々に明らかになっていく。
バッティングセンターでホームランを打つ、同僚らしき人物と乾杯する、ちょんまげ姿でラーメンを食べる……これらは宮松が演じている役なのか、それとも宮松自身なのか。「昨日までの自分を失ったら何を演じたら良いのだろう」という意味深な言葉と、宮松の微かに変化する表情がミステリアスな余韻を残す予告編となっている。
併せて追加場面写真5枚が解禁された。高級レストランで男性と食事をする野波麻帆、怪訝そうな顔でどこかを見つめる大鶴義丹、スーツ姿でビールを片手に持つ諏訪太朗、作業着の尾上寛之、白衣を着た黒田大輔。この5人は宮松のエキストラ仲間なのだろうか。それとも宮松の過去を知る者だろうか。
映画『宮松と山下』は、11月18日より全国公開。