“男”香川照之が不穏な雰囲気漂わせる――『災 劇場版』ポスター&ティザー予告解禁
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映画『災 劇場版』より、主演の香川照之ふんする「男」が不穏な雰囲気を漂わせるポスタービジュアルとティザー予告が解禁された。
【動画】観る者の信じる恐怖を覆すサイコ・サスペンス『災 劇場版』ティザー予告
斬新な映像表現が国内外で注目を集める監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗が監督・脚本・編集を務める本作。長編デビュー作『宮松と山下』に続き、スペイン語圏最大の歴史ある本年度のサン・セバスティアン国際映画祭で2作連続かつ、アルノー・デプレシャン、エドワード・ベルガーといった名匠たちが名を連ねたコンペティション部門での正式招待という快挙を成し遂げた。
前作からの再タッグとなる香川照之が主演を務め、中村アンをはじめとする主役級のキャストが脇を固める。WOWOWの『連続ドラマW 災』を再構築し、全く新しい「恐怖」を描く映画として、見る者の信じる恐怖を覆すサイコ・サスペンスが誕生した。
ポスタービジュアルは、香川照之ふんする「男」がタバコをふかす姿がインパクト大。煙で左半分が消えかかってはっきりと分からない表情と、「誰もが、自分には関係ないと思っていた。」というキャッチコピーが、これから降りかかるであろう災いの不穏さを際立たせている。
ティザー予告は監督自らがディレクションを務めた。「誰もが、自分には関係ないと思っていた」というテキストと共に映し出されるのは、女子高生や、運送業者、ショッピングモールの清掃員など、あらゆる場所でささやかな日常を送る人々。一方、刑事たちは複雑な表情を浮かべ、中村アンふんする堂本は涙を流している。そして、さまざまな服装、髪型、雰囲気を漂わせた男(香川照之)が次々と映し出される。この男はいったい何者なのだろうか?
また「いつどこで誰が災難に合うかなんて誰も分からないんだよ」「人は理由もなく死なないので」という意味深なせりふ、車の下敷きになった足元や海に浮かぶ髪の毛など不安をあおるカットが続き、最後の若い男の泣き叫ぶ姿が物語の混沌(こんとん)さを想起させる。
予告には、男を演じた香川、堂本刑事役の中村のほか、災いが降りかかる人々を演じる中島セナ、松田龍平、内田慈、藤原季節、じろう(シソンヌ)、坂井真紀、堂本の同僚刑事役に竹原ピストル、宮近海斗といった主役級の面々も登場。予告中盤に次々と映し出された「男」はどのように人々と関わっていくのだろうか?そしてタイトルの「災」とは何を意味するのだろうか?謎が謎を呼ぶティザー予告となっている。
映画『災 劇場版』は、2026年2月20日より全国公開。

