活弁付き新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』本ビジュアル&予告解禁 周防正行監督からコメントも
■周防正行監督
まだ映画に音がなかった時代、上映時に音楽を演奏したり、生の声で説明を加えたりした。そう、かつて映画上映はライブだったのだ。やがて映画は音を持ち、カラー映像が当たり前となって、いつでも同じ状態で上映されるようになって久しいが、今度はフィルムからデジタルへの移行という、「映画」の定義が変わらざるをえない時代となった。
そこに突如として出現したのが新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』だ。これは映画の初期スタイルに魅力を発見し、映画上映に再びライブ性を持ち込もうとする試みなのか。辻凪子の作風と相まって、「映画とは何か」と改めて考えることになるだろう。