木村拓哉“信長”姿で「出陣じゃ!」「ぎふ信長まつり」パレードに1万5千人が熱狂
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俳優の木村拓哉と伊藤英明が6日、岐阜市で3年ぶりに開催された「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり~」の信長公騎馬武者行列に参加した。来年1月公開の映画『レジェンド&バタフライ』で岐阜の地で天下布武を掲げ、天下統一を志した織田信長を演じた木村と、濃姫の侍従・福富平太郎貞家を演じた伊藤がそれぞれが撮影時に着用した衣装に身を包んで、パレードを行った。
【写真】1万5千人が熱狂!「ぎふ信長まつり」でキムタク“信長”がパレード参戦
新型コロナウィルス感染拡大の影響もあって3年振りの開催となり、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ「ぎふ信長まつり」。木村と伊藤がイベントに参加すると発表されると「岐阜県の人口の2倍の応募が殺到(信長公騎馬武者行列)」「当選枠800人に対して12万人以上の応募(トークイベント)」「岐阜県で往復はがきが無くなった」など、連日多くのニュースが報道され注目を集めていた。
この日、出発地点の岐阜市文化センターには“信長”と“貞家”の他にも騎馬武者行列に参加する岐阜市の中学校・高校に通う学生たちや東映京都撮影所の俳優など総勢83名が集結。そして、かつて信長が長篠の戦いで武田軍に打ち勝つために取り入れた火縄銃鉄砲隊に扮した方々や、お祭りを鮮やかな音色で彩る音楽隊が先陣を切って登場。
その後、“信長”が「皆の者、出陣じゃ!」と威風堂々たる発声から大行列の士気を上げ、騎馬武者行列がスタート。映画のロゴがあしらわれた横断幕や幟旗、織田家の家紋である【織田木瓜】が入った幟旗がはためく中、織田軍の行軍さながら大迫力となった騎馬武者行列を見るべく、沿道の観覧席は1万5000人の観客で埋め尽くされた。
沿道の観客からの「信長様~!」といった歓声に、木村が手を振り扇子を振るとさらに大きな大歓声が起こっていた。岐阜出身の伊藤も地元の方々から温かく迎え入れられ、木村同様に手を振って応えていた。そして、最終地点に先に到着していた伊藤がオオトリを務めた木村を待ち迎え、二人揃って騎馬武者行列を盛大に終えることができた。
騎馬武者行列を終えると『レジェンド&バタフライ』公開記念トークイベントに出席した木村は、「先程無事にパレードを終えることが出来て、本当に良かったなと思っています。そしてすごく感謝しています。一つの大きな山場を終えて二人で部屋で抜け殻みたいになっていたのですが、会場に入られる皆さんの様子がモニター越しに見えて、もう一度自分もヒデ(伊藤英明)も覚醒してここに立たせて頂いております。」とあいさつ。
さらに地元への凱旋となった伊藤が「ただいま!」と大きな声であいさつすると、地元のスターの登場に会場からは大きな拍手が鳴り響いた。伊藤は続けて、「このような大きなイベントが成功して感無量です。沿道にいらっしゃった方々の喜ぶ顔を見て、本当にこのイベントを開催出来て良かったと思います。まさか現場のセットの片隅で木村先輩と話していることが現実となって…本当に…すみません」と、込み上げるものと共に言葉を詰まらせながら喜びをあらわにした。さらに、「東映70周年という大きな作品で、間近で木村先輩の強い想いや背負っているものを感じました。この映画を何としても成功させて、また第二の故郷として“信長拓哉”に帰ってきて欲しいなと思います。」と新たなる野望を明かした。
また本作で監督をつとめた大友啓史氏は、「実は皆さんと一緒にワクワクしながら沿道から二人を見ていました。この映画は信長と濃姫の物語で、岐阜が結構なウエイトを占めているんです。この映画の撮るにあたって最初に岐阜城や信長ゆかりの地を訪ね、まず岐阜の魂を感じることから映画作りを始めたんです。なので、こういう形で信長様と貞家様と共に岐阜に足を運ぶことが出来て、とても嬉しく誇りに思っています」と、本作と岐阜の繋がりに触れながら、この地に訪れた喜びを語った。