トム・ハンクス主演『オットーという男』、3.10日本公開＆予告解禁 町一番の嫌われ者の再生を描く感動作
映画
トム・ハンクス主演最新作『A Man Called Otto（原題）』が、邦題を『オットーという男』として、3月10日より公開されることが決定。予告映像と日本版ポスターが解禁された。
【動画】トム・ハンクスが町一番の嫌われ者に？ 映画『オットーという男』予告
本作は、2度のアカデミー賞に輝く名優トム・ハンクスが、パブリックイメージとは真逆の嫌われ者を演じる感動作。孤独を抱える主人公が、自身とは正反対な性格の家族と接するうちに、再び生きる希望を見つけていく姿をユーモアと涙を絡めて描く。
原作は、スウェーデン発の世界的ベストセラー小説「幸せなひとりぼっち」。同タイトルで映画化され、2017年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。この作品に魅せられたトムは、主演のほかプロデューサーも務めている。監督は、『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター。
オットー（トム）は、町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、あいさつをされても仏頂面、野良猫には八つ当たり…と、なんとも面倒で近寄りがたい人物だ。そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。
しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも一度じゃなく二度、三度も。世間知らずだが陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により “自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく―。
予告映像は、主人公オットーの不機嫌さが大爆発するシーンからスタート。眉間に常にしわを寄せて、ルールを守らない近所の住人たちに腹を立てる姿が映し出される。しかしその一方、お墓の前で「会いたいよ」と語りかけるなど、亡くなった最愛の妻を忘れられない純粋な想いも垣間見える。
そんななか出会ったお節介奥さん・マリソルから「孤独のまま生きるの？ ダメよ。間違ってる」と諭されるオットー。最後は「人生捨てたもんじゃない」というキーフレーズに続き、オットーがマリソルら家族に温かく迎えられるシーンで幕を閉じる。彼らとの出会いにより、オットーがどんな風に変わっていくのか、期待が高まる映像となっている。
日本版ポスターは、主人公オットーが、愛らしい猫と共に仏頂面で前を見据える姿を切り取ったもの。その横には“町内イチの嫌われ者。だけど…好きにならずにいられない。”というコピーが添えられている。
なお本作のムビチケカードは、2月3日より発売される。
映画『オットーという男』は、3月10日より全国公開。
