『バビロン』ブラピ、マーゴット・ロビーの運命を大きく左右する重要キャラ3人の特別映像
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『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したデイミアン・チャゼル監督がブラッド・ピット、マーゴット・ロビーらを迎え製作した最新作『バビロン』。このたび、ブラッドやマーゴットらが演じる主要キャラクターの運命を大きく左右する、3人の登場人物を紹介する特別映像が解禁された。
【動画】映画『バビロン』特別映像<ジョヴァン・アデポ/ジーン・スマート/リー・ジュン・リー編>
本作の舞台はゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッド。サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代に、映画業界で夢をかなえようとする男女を描く。今年1月に開催された第80回ゴールデン・グローブ賞では、作曲賞を受賞した。
今回解禁されたのは、3人の重要人物を紹介する特別映像。それぞれの魅力あふれる姿を捉えた本編映像と、インタビューを収めている。
まず1人目は、トランペットの名手、シドニー・パーマー(ジョヴァン・アデポ)。当初シドニーは、ハリウッドで日夜行われるパーティーで、周囲の騒動をよそにバックグラウンドの音楽を奏でるひとりの演奏者にすぎなかった。しかし、サイレント映画が下火になりトーキー映画が登場すると、スクリーン上の音楽の力を認識した業界が、シドニーを主役の座に押し上げていく。
チャゼル監督は「トーキー映画の到来により、彼は一躍ハリウッドの売れっ子になる。トーキー映画が彼の魅力を引き出すんだ」とコメント。シドニーの才能にいち早く気づき、スターになる可能性を見出していく青年マニーを演じたディエコ・カルバは「シドニーは最高だよ。本来の自分を見失わず、名声より音楽を愛してる」と、実力と芯の強さを併せ持つシドニーに魅了されたことを明かす。
続く2人目は、ハリウッドを陰で操るエリノア・セント・ジョン(ジーン・スマート)。ゴシップ・コラムニストであるエリノアは、業界の大物たちの撮影現場やオフショットでの生活を常に記録している。“エリノアに酷評された映画の興行は失敗する”と言われるほど絶大な影響力を持つ人物だ。
そんなエリノアについて、サイレント映画界のスター、ジャック・コンラッド役のブラッドは「エリノアのゴシップコラムは、ハリウッドでの成功を左右する」と笑顔で語る。チャゼル監督は「実在した当時の作家、エリノア・グリンをモデルにしている」と明かし、新鋭女優ネリー・ラロイ役のマーゴットは「彼女はネリーの才能を見抜く。“スターになる”と」とコメント。そんなエリノアを演じたジーンは「(エリノアは)ネリーを支援するの」と語る。
3人目は、中国系の出自をものともせず名をあげる、レディ・フェイ・ズー(リー・ジュン・リー)。“東洋のエメラルド、オリエントの装飾品”と称される彼女は、映画業界のスターやその卵たちが大勢集うパーティーで、マレーネ・ディートリッヒ風のトップハット&タキシードを身にまとい、神々しいステージパフォーマンスを披露する。
レディ・フェイについて、チャゼル監督は「女優でシンガー。実にあでやかなスターだ」と説明。彼女を演じたリーは「強さと優雅さ、気品を兼ね備えてる。中国系だからと拒まれても、彼女の魅力は失われない」と力強くコメント。ネリー役のマーゴットは「彼女の目に留まるだなんて、ネリーは思いもしなかった。妖艶で人目を引くレディ・フェイは超クールよ」とその魅力をたたえている。
ブラッド演じるサイレント映画の頂点に立つ大スター、マーゴット演じる才能あふれる新鋭女優の運命をも大きく左右する、圧倒的存在感を放つこの3人のキーマンにも注目だ。