ジジ・ハディッド、“自分はネポベイビー”とコメント「世界で一番かわいいとは思わない」
ハイブランドのショーに引っ張りだこの人気モデル、ジジ・ハディッド。「親の七光り」を意味するネポベイビーの活躍が議論を呼ぶなか、自分もネポベイビーだとコメントした。
【写真】ジジ・ハディッドと、妹のベラ・ハディッド&母のヨランダ・ハディッド
ネポベイビーとは、縁故主義(血縁や地縁でつながる者をそれ以外の者より優先すること)を意味するネポティズムにベイビーを足した造語で、親の成功から恩恵を受ける二世セレブたちを指す言葉。2022年12月に「ニューヨーク・マガジン」誌が「ネポベイビーの年」と題して特集して以来、アメリカで注目を集めている。
「親の七光り」として二世セレブの活躍を揶揄する声がある中、セレブを両親に持つジジが、タイムズ紙のインタビューで自分はネポベイビーであると答え、自分が世界で一番かわいいとは思っていないと明かした。
ジジは、オランダ出身のモデルでリアリティー番組『ザ・リアル・ハウスワイヴズ・オブ・ビバリーヒルズ』に出演していたヨランダ・ハディッドと、不動産開発業で富豪のモハメッド・ハディッドの娘。妹のベラ・ハディッドもモデルとして活躍している。
「正確に言えば、私はネポティズム・ベイビーです。両親はほとんど何も持たないところから成功を収めました。自分に特権があることは常に意識しています」とコメント。そして、「『親が成功しているからといって、礼儀正しく、懸命に働かなくても良いというわけじゃない』と両親に言われてきました」と述べ、自分のことを「世界で一番かわいい」とは思っていないと付け加えた。
ジジは、わずか2歳のときにモデル活動を開始。ヴィクトリアズ・シークレットのモデルを経て、2014年のニューヨーク・ファッション・ウィークでランウェイデビューを果たした。以来、人気モデルとして活躍している。
ネポベイビーと呼ばれるセレブはジジに限ったことではなく、映画プロデューサーの父と女優の母を持つグウィネス・パルトローや、レニー・クラヴィッツとリサ・ボネットの娘ゾーイ・クラヴィッツ、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップなど、ハリウッドでは枚挙にいとまがない。実際に才能のある二世セレブもたくさん存在するわけだが、親のコネによって普通の人より何倍もエンタメ業界にアクセスしやすい彼らに対し、批判的な声も寄せられている。