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北野武監督・西島秀俊・加瀬亮ら、クールなジャケットスタイルでカンヌ映画祭フォトコールへ 映画『首』公式会見レポート

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第76回カンヌ国際映画祭、映画『首』公式会見の様子
第76回カンヌ国際映画祭、映画『首』公式会見の様子(C)Kazuko Wakayama

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 北野武監督作『首』が、現地時間23日に行われたカンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門として世界最速上映。それに伴い、22日・23日に北野武監督、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋がフォトコールやレッドカーペットアライバルに登場した。

【写真】北野武監督は爽やかな白ジャケットに装い変え 『首』カンヌ国際映画祭フォトコールの様子

 世界中のファンが公開を待ち望む中、世界三大映画祭の1つである、第76回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」へ正式出品された本作より、北野武監督をはじめキャストの面々は、フォトコール、レッドカーペットアライバル、そして『首』公式上映へ登壇。また公式イベントの前日、22日にはフランスのカンヌにあるラ・スイート サンドラ&コ-で、北野監督筆頭に6人そろってメディアの前へ。

 北野監督は「映画人にとって、カンヌ映画祭はステータス。ここに来られただけでも光栄」と喜びを見せた。西島は「20年前に『Dolls』で、北野監督にベネチア国際映画祭に連れて行って頂いて、今回は初めてのカンヌ映画祭に連れて来て頂いた。映画の祭典として大きなイベントだと改めて感じましたし、大きな経験として学んで帰りたい」と、初めてのカンヌへの期待を語る。

 加瀬は「最初に来た時の印象と今回は随分違って、より盛り上がりを感じている。北野監督の新作で、皆で来られて嬉しい」と歓喜し、中村は「僕は初めてのカンヌで、昨日着いてすぐに大森さんとこの辺を散歩して、夜中までえらい盛り上がりだった」と現地の雰囲気を伝え「これから上映会もあり非常に楽しみ。連れて来て頂いて光栄です」と初のカンヌの雰囲気を噛みしめた。

 浅野は「今回監督の作品で来れた事が嬉しいですし、また強烈な作品でご一緒出来て嬉しい」と前回は、大島渚監督の『御法度』で、役者として参加した北野と訪れたカンヌを想起し、「同世代の俳優で来られて本当に嬉しい」とコメント。大森も「僕も北野監督の作品で初めて来られて嬉しくて、楽しみでした」とコメントするなど、キャスト陣も北野監督と一緒にカンヌの地に降り立つことができ、感無量の様子で喜びを語った。

 翌23日15時頃、同じくカンヌにあるパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレに集まった6人。カンヌの青空に映える、真っ白なジャケットをまとった北野監督をはじめ、爽やかなカンヌの様相に相応しい装いで登場。各国の報道陣を前に6人は堂々たる表情で撮影に応じ、時折談笑するなど終始リラックスした様子を見せた。

 その後、辺りはすっかり暗くなった20時頃、その場を覆い尽くす圧巻のレッドカーペットが敷かれた会場に移動。会場前の石畳には、数多くの映画スターの手形が残され、その中には黒澤明のものも。そんな歴史ある場所に訪れた6人はフォトコールでのカジュアルな装いとはうって代わり、北野監督を筆頭にタキシードと、中村は紋付袴姿の正装で登場。北野監督は『アウトレイジ』以来13年ぶりのカンヌということもあり、貫禄たっぷりに堂々と歩き、「キタノー!」という熱狂的なファンの歓声に手を振る姿も。そしてカンヌ国際映画祭代表のティエリー・フレモー氏と熱い抱擁を交わし、再びカンヌの地での再会を喜び合った。

 映画『首』は11月23日より全国公開。

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