井浦新、真木よう子ら主演映画『アンダーカレント』、音楽は細野晴臣が担当 特報映像&ティザービジュアル公開
真木よう子が主演し、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこらが共演する今泉力哉監督作『アンダーカレント』の音楽を、細野晴臣が担当することが発表された。併せて、特報映像、ティザービジュアル、メイン写真が解禁された。
【動画】細野晴臣による美しい音楽も魅力 『アンダーカレント』特報映像
本作は、2010年にフランス・アングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに選出されるなど国内外で人気を誇る、豊田徹也の唯一の長編漫画である同名作を今泉力哉監督のメガホンで実写化したヒューマンドラマ。タイトルの「undercurrent(アンダーカレント)」は、「下層の水流、底流。(表面の思想や感情と矛盾する)暗流」を意味する。
家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ(真木)。しかし突然、悟(永山瑛太)が失踪する。彼の行方は一向に分からず、途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開させる。そこに「働きたい」という謎の男・堀(井浦新)が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。その日からかなえと堀の不思議な共同生活が始まる。
かなえと悟の同級生・菅野(江口のりこ)から紹介されたうさんくさい探偵・山崎(リリー・フランキー)とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。しかしあることをきっかけに、堀、悟、そして実はかなえも閉ざしていた心の底流(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくる―。
このたび、本作の音楽を細野晴臣が務めていることが明らかになったほか、特報映像、ティザービジュアル、メイン写真が解禁。
特報映像は、「私の夫が失踪したんです」とかなえが語る姿から始まる。続いて、深層に響き渡るような心地よい音色が響く中、夫の悟(永山)、同級生の菅野(江口)、突如現れた謎の男・堀(井浦)、探偵・山崎(リリー・フランキー)が次々と登場。俳優陣の表情からは登場人物それぞれが抱える繊細な心情が漂い、人間が持つ寂しさと温かさが伝わる本作への期待が高まる特報映像となっている。
ティザービジュアルは、かなえが水中に浮遊する姿を切り取ったもの。横には「生きるための嘘は、罪ですか?」という意味深なコピーが添えられている。手掛けたのは、『万引き家族』『パリ13区』など数々の作品に携わってきたデザイナー・大島依提亜。写真撮影を担当したのは、これまで今泉監督の『愛がなんだ』『街の上で』『窓辺にて』をはじめ、さまざまな映画のキービジュアルとなる写真の撮影を手掛けてきた写真家・木村和平。「俳優(キャラクター)に流れる感情を、その人物が置かれた空間や時間とともに1枚の写真として切り取れる」として、今泉監督から圧倒的な信頼を得ている木村の写真を活かし、かなえの心の奥深くに潜む何かを感じさせる、美しくもミステリアスなティザービジュアルに仕上げた。
メイン写真は、かなえが何かを考えこんでいるような表情で湯船にプカリと浮かぶ姿を捉えた、原作のコマを忠実に再現した1枚となっている。
映画『アンダーカレント』は、10月6日より全国公開。