松本穂香が“推し”俳優・堤真一の家政婦になりすます? ドラマ『ミワさんなりすます』今秋放送
松本穂香、堤真一らが出演、青木U平の同名漫画をドラマ化する『ミワさんなりすます』が、NHK総合にて今秋より毎週月曜~木曜22時45分に放送される。制作開始にあたり、松本、堤からコメントが到着した。
【写真】堤真一、『ミワさんなりすます』で日本を代表する国際的俳優役
本作は、他人になりすまし、“推し”の家に潜入…?、「なりたい自分」と「本当の自分」の狭間で揺れるサスペンスフル・コメディだ。
とにかく映画が大好きなフリーター・久保田ミワ(29)は、映画愛が強すぎてバイト先のDVDレンタルショップをクビになる。ふとしたことから、敬愛する俳優・八海崇(やつみ・たかし、56)が自宅で家政婦を募集していることを知ると、好奇心を抑えきれず八海邸に偵察に向かう。まさかの偶然で、八海のマネージャーに八海邸の新人家政婦と間違えられたミワ。“推し”と同じ空気が吸えるという誘惑に負け人違いと言い出せず、その日から“スーパー家政婦”になりすまして八海邸で働くことになる。
「すぐにバレるに決まってる」とビクビクしながらも、“神”と崇める八海と言葉を交わせる職場で夢のような“圧倒的ロマンス”に身を焦がすミワ。垣間見える八海の素顔の尊さに、ますます夢中になっていく。度重なる身バレの危機をなんとか乗り切っていたものの、ある日ついに、ミワがなりすました当の本人・美羽(みわ)さくらが姿を現す―。
映画の知識だけが取り柄の久保田ミワは、まさかの出来事をきっかけに“推し”の大俳優のもとで家政婦として働くことに。「なりすまし」がいけないのはわかっている、でも“推し”の近くで働き続けたい。ミワは襲い来るいくつもの身バレの危機を乗り切れるのか? ミワと“推し“の結末は? 閉塞感に覆われ、1つの失敗で人生が終わってしまう不安さえある現代社会。自分の“好き”に一途なミワの姿を通して、誰にでも居場所はある、失敗しても立ち直れる、そんな気持ちになれるドラマを届ける。
主人公・久保田ミワは、映画マニアの29歳フリーター。年間鑑賞数は1000本以上と人生の大半を映画鑑賞に捧げてきた。なかでも国際的俳優・八海崇の熱狂的ファン。自己肯定感が低かったが、映画への純粋な愛と誠実さで、八海と唯一無二の関係性を築いていく。そんなミワを演じるのは、松本穂香。
松本は「傍(はた)から見ると一見地味でとっつきにくさを感じるミワさんですが、そこに秘められた愛情深さがとても魅力的な人物です。私は人が何かに夢中でのめり込む姿が好きです。恥ずかしいとか痛いとかではなく、キラキラしていて好きです。“推し”という言葉がよく使われますが、たぶんそれって、“生きがい”ということなんだろうなぁと思います。原作漫画に流れる独特のあの雰囲気をドラマでいかに表現していくのか、今から演じるのが楽しみです」と話している。
日本を代表する国際的俳優・八海崇を演じるのは、堤真一。八海はカメラの前では圧倒的なオーラを放つ一方、プライベートは謎に包まれている。趣味は、役作りのための精神統一を兼ねた「ボトルシップ」作り。ぼう大な映画情報をもつ一風変わった家政婦のミワに興味をもつ。
堤は「台本を読めば読むほど、八海は自分とは真逆の人間だなと感じます。だからこそ、興味が尽きません。八海崇は、“八海崇”を演じているのか? それとも演じるまでもなく、周りが自然と“八海はスターだ”と感じてしまう俳優なのか? 台本から最初に受けとった八海の穏やかなイメージを大事にしながら、これまでさまざまな現場でご一緒させて頂いた“スター”の先輩方の姿を思い描きながら、八海崇というキャラクターを作っていきたいと思います」と意気込みを語った。
夜ドラ『ミワさんなりすます』は、NHK総合にて今秋より毎週月曜~木曜22時45分放送(各話15分)。