松本潤「こんなに近くで、きれいな富士山を見たのは久しぶり」 岡田准一との『どうする家康』静岡ロケを振り返る
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Q:静岡県でのロケを終えて
■松本潤
撮影したのは、家康が信長さんに富士山を見ていただこうとする「おもてなし」のシーンだったのですが、僕自身、こんなに近くで、きれいな富士山を見たのは久しぶりで、ロケに来られて本当に良かったと思いました。信長さんと2人での乗馬シーンも、時代劇らしくて、気持ちよかったですね。
第26回からは、「本能寺の変」という大きな事件に向かう流れが描かれていくのですが、その始まりに、信長さんと2人で楽しそうに馬に乗ったり、富士山を見ながらお茶をたてたりといったシーンを、現地で撮影できて感慨深かったです。作品の中でも重要な、意味のあるシーンになりますので、ドラマをご覧になる皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。
■岡田准一
「どうする家康」は、LEDウォールという最新設備のあるスタジオでの撮影がメインなので、僕もこの作品でロケに行ったのは数回なんです。富士山で、信長が家康からもてなされたのは史実と聞いているので、まさにその場所に来て芝居ができたのは良かったですね。乗馬シーンは、少し年上の兄と弟のような気持ちでやりました。お昼にいただいた富士宮焼きそばもおいしかったです。
Q:今後の見どころ
■松本潤
「本能寺の変」は、日本史を学んだ人ならきっと誰もが知っている事件です。その有名なエピソードを、今回「どうする家康」がどのように描き、また信長さんと家康の内面がどのように描かれるのかについては、僕自身ずっと楽しみにしていた部分でもあります。ご覧になる皆さんが、今回の「本能寺」をどうご覧になり、解釈してくださるか楽しみですし、何より、自分たちが芝居で表現したものを、多くの方に楽しんでいただけたら幸いです。
■岡田准一
家康が、自分が思い描く天下というものを強く意識するのが「本能寺」。信長とは思い描く未来が違うということに家康が気づくシーンがあって、僕はそこをすごく大事だなと思って演じました。
「信長超え」と言ったら変ですけど、「本能寺」で3回目くらいのギアチェンジがあり、家康は「第3形態」になります。ちょうどそのあたりから、皆さんが知る天下人・徳川家康になっていく。そのギアチェンジのきっかけとしての僕の役割は、ここで家康の心に何を残せるかということに尽きると思ってやってきました。
実は2日くらい前の撮影で、松本君がぐちゃぐちゃになる芝居を見られたので、僕の役割は果たせたのかなと思っています。ここから「どうする家康」はもっともっと面白くなるので、ぜひ楽しみにしていてください。