映画『アステロイド・シティ』、1950年代アメリカのレトロ感漂うスカーレット・ヨハンソンらのキャラポス到着
ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』より、1950年代米国のレトロ感漂う、ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスのキャラクターポスターが解禁された。
【写真】マリリン・モンローのホルターネックドレスを想起させるスカーレット・ヨハンソンのキャラクターポスター
本作は、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)でアカデミー賞4部門を受賞し、『犬ヶ島』(2018)でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。その独特な世界観で観客を魅了し続けるウェス・アンダーソン監督の最新作。
時は1955年、米南西部に位置する砂漠の街アステロイド・シティ。いん石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローをほうふつとさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー。それぞれがさまざまな思いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真っ最中にまさかの宇宙人到来?
原案はウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作。脚本はウェス監督が単独で務め、彼特有の世界観に満ちた一作となっている。
キャストには、ウェス監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなどが共演する。
解禁となった3種のキャラクターポスターは、ヴィンテージ風のざらっとした質感とフィルムで撮ったようなくすんだ色合いがレトロ感をいっそう引き立て、本作の舞台である1950年代の懐かしさを感じさせる。
ジェイソン演じるオーギー・スティーンベックは寡黙な戦場カメラマン。彼の“相棒”である首にかかったフィルムカメラによって、物語が大きく動くことになる。そして、片手に携えるのはマッカーサーやアインシュタインなど、この時代の偉人たちも愛用していたパイプタバコ。ちょっとした小物にも、1950年代米国の空気を感じることができる。
スカーレットが演じるのは、ミッジ・キャンベルという女優。真っ白なトップスにタイトなグリーンのスカートを合わせたさわやかなカラーと、ウエストをベルトでキュッと絞ったスタイルが1950年代らしい。トップスの形は1950年代米国の大女優のひとり、マリリン・モンローのホルターネックドレスを想起させる。
トムはオーギーの義父で、退役軍人のスタンリーを演じる。今も戦場に向かうオーギーがアースカラー1色でまとめているのに対し、黄色のシャツに淡いブルーのボトムスを身につけたスタンリーからは、退役後ののどかな生活がうかがえる一方で、腰には銃が。この時代の多くの男性たちと同様に、戦場で身につけた習慣が続いていることが示唆されている。
ちょっとした小物にも、こだわりがふんだんに詰まった本作では、ウェス・アンダーソンならではの精巧な世界観を楽しむことができる。
映画『アステロイド・シティ』は、9月1日より全国公開。
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