佐藤玲「この映画が少しでも皆さんの新しい発見になれば」 映画『かかってこいよ世界』メイキング&ビジュアル解禁
■プロデューサー:梶原阿貴
監督の内田佑季さんと脚本の畠中沙紀さんとの出会いは、今から13年前に遡ります。
当時大学生だった彼女たちと映画を通して付き合っていく中で、いつか一緒に映画を作れたら楽しいだろうなと思っていました。
それがこうして実現する日が来るなんて、本当に夢のようです。
彼女たちの第一歩に立ち会えたことがとても嬉しく誇らしいです。
これからは同じ映画人として刺激を与えあっていければ……。「かかってこいよ」という気持ちです。
■監督:内田佑季
撮影までには、大きな葛藤がありました。
なぜ、この題材で映画を撮るのか?
本作は「在日」という言葉がキーワードですが、「差別を受けた人」の話ではなく「自分が差別をしている、と気付いた人」の話です。
私が葛藤していたのは、まさに自分の中にある「思い込み」や「偏見」でした。
「好きな人を好きだと言いたい!」
そのために戦うのは「誰か」とではなく「自分」とです。
その気付きを、ひとりでも多くの方と共有したいです。