ニコラス・ケイジ、ネットで“バズらされた”経験についてのコメントがたくましい
日本でもファンに広く親しまれているニコラス・ケイジ。新作では、インターネットミームにされてしまった男を演じるが、プライベートでの経験をいつか生かそうと決めていたと、出演の経緯を語った。
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ニコラスが出演する映画『Dream Scenario(原題)』は、『シック・オブ・マイセルフ』を手掛けたノルウェー出身の監督クリストファー・ボルグリの新作で、オスカー受賞作品を数多く生み出してきた新進気鋭のスタジオA24が手掛ける「シュルレアリスムの風刺コメディ」。トロント国際映画祭(TIFF)のオープニング作品として上映された。
JustJaredによると、ニコラスがTIFFでプロモーション中に、映画の役を体現する経験をしたとコメント。「俺はたぶん、誰かが作った動画がバズった知らせで目を覚ました俳優第1号だと思う。取り乱して感情を爆発させた映像を、過去作から集めてモンタージュにしたもので、『ニコラス・ケイジが大爆発』とかいうタイトルだったんじゃないかな。一夜にして世界中を駆け回り、ある日目覚めると大変なことになっていた。『俺の身に何が起きたんだ?』と目を疑ったよ」と語った。
「あれを止めるために、俺が出来ることは何もなかった」と振り返り、代わりに彼は、うまく利用できるようになるまで辛抱強く待ったそうだ。「ミームになり、フォトショップされてTシャツにされるのを静かに見守り、『いつか生かすぞ』と口にした。そしてついに、『Dream Scenario』の脚本を手にしたんだ。『よし今だ。あの経験を金に変える時が来た!』と思ったよ」と振り返っている。
なお本作でニコラスは、禿げ上がった頭頂部で体つきは丸く、まるで別人のような姿を見せている。詳しいことは明らかになっていないが、ボルグリが脚本と監督を務め、『ミッドサマー』で知られるアリ・アスターがプロデューサーとして参加。ニコラスのほか、アダム・サンドラーやマイケル・セラ、ジュリアンヌ・ニコルソンらが出演するようだ。