池松壮亮主演『白鍵と黒鍵の間に』、映画のポイントをひもとく特別映像4種解禁
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池松壮亮が主演し2人のジャズ・ピアニストを演じ分ける冨永昌敬監督最新作『白鍵と黒鍵の間に』より、映画の見どころや重要ポイントなどを収めた特別映像4種、池松ふんするピアニストの姿を捉えた新場面写真4点が解禁された。
【動画】『白鍵と黒鍵の間に』特別映像/【二人のピアニスト】ver
本作は、昭和末期の銀座を舞台に、未来に夢を見る「博」と夢を見失っている「南」の2人のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を描く物語。南博による原作『白鍵と黒鍵の間に‐ジャズピアニスト・エレジー銀座編‐』は、ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々をつづった回想録だが、共同脚本を手がけた冨永昌敬監督と高橋知由が一夜の物語に大胆にアレンジ。南博がモデルの主人公を「南」と「博」という2人の人物に分けて、“3年”におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる“一夜”へと誘う。
南は才能にあふれているが、夜の世界のしがらみに囚われて夢を見失ってしまったピアニスト。博は希望に満ち、ジャズマンになりたいという夢に向かって邁進する若きロマンチスト。この2人のジャズピアニストを、池松壮亮が一人二役で繊細に演じ分ける。本作への出演にあたり、池松は半年間ピアノの猛特訓に挑み劇中の重要な曲「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を習得した。
今回解禁されたのは、映画の世界をさまざまな角度で映し出す、「【二人のピアニスト】ver.」「【ゴッドファーザーのテーマ】ver.」「【ジャズ・セッションA】ver.」「【ジャズ・セッションB】ver.」と題した特別映像4種。
「【二人のピアニスト】ver.」は、主演の池松が一人二役で演じるジャズピアニスト、博と南をメインに描いたもの。「俺は一体何をやっているんだ」と嘆くのは、博か南か。銀座の夜の街で二人のピアニストが出会い、交差する運命の瞬間、瞬間が紡ぎ出されていく。そこには、謎の男“あいつ”(森田剛)や、二人のピアニストと接点を持つ先輩ピアニストの千香子(仲里依紗)も映し出され、二人の運命を狂わせていくクセ者たちの思惑も感じさせる。
「【ゴッドファーザーのテーマ】ver.」では、池松自身が、弾いてはならない“あの曲”として重要な意味を持つ「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を奏でる姿が映し出され、次々と事件が巻き起こる一夜の銀座の狂騒を予感させる映像となっている。リクエストが許されるのも、弾くのが許されるのもたった1人。そんなあの曲「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を奏でる南の側に、そっと佇む人影の正体は…。
「【ジャズ・セッションA】ver.」では、シンガー・リサを演じるクリスタル・ケイ、気鋭のサックス奏者・松丸契らが揃って登場しセッションを奏でるほか、元男闘呼組・高橋和也演じるバンマス・三木もギター片手にサウンドに彩りを添える。本作でしか観ることができない、一夜限りの豪華バンドメンバーたちによる幻のライブ演奏は多幸感に溢れ、観る者を映画の世界へと誘う。
「【ジャズ・セッションB】ver.」は、それまでの映像とは打って変わって、即興的で印象強い音楽が耳に残る。演奏するのは、池松壮亮と松丸契の二人。ゴミ捨て場に捨て置かれたピアノとサックスの音色に加え、後ろを走る電車の音までもが音楽の一部となっている見事な即興的演奏シーンを収めており、“ジャズ”が本作にとって核をなす重要なテーマであることを感じさせる映像となっている。
映画『白鍵と黒鍵の間に』は、10月6日より全国公開。