『愛にイナズマ』佐藤浩市・池松壮亮・若葉竜也のクランクアップインタビュー映像解禁 主人公・花子の”どうしようもない家族”演じる
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松岡茉優と窪田正孝がダブル主演する石井裕也監督最新作『愛にイナズマ』より、佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也のクランクアップインタビュー映像が解禁された。
【動画】佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也のクランクアップインタビュー
本作は、今の社会を予見したかのような“アフターコロナ”の世界を舞台に繰り広げられる、愛と希望とユーモアに満ち溢れた痛快なストーリー。社会の理不尽さに打ちのめされた恋人たちが、10年ぶりに再会したどうしようもない家族の力を借りて反撃の狼煙を上げるさまを描く。
卑怯な大人に騙され大切な夢も何もかも全て奪われた末っ子の花子(松岡)と空気の読めない彼氏の正夫(窪田)、どうしようもない花子の父(佐藤浩市)と、2人の兄・長男の誠一(池松壮亮)、次男の雄二(若葉竜也)ら超豪華な“家族”が勢ぞろいした本作。発表する作品がいずれも国内外で高く評価されてきた石井裕也監督によって、圧倒的熱量で練り上げられたオリジナル脚本は、製作陣はもちろん多くの役者陣の心を突き動かし、高い人気と確かな実力を伴った豪華キャストが実現した。
主人公・花子(松岡)の”どうしようもない”父親役を演じた佐藤は、20代・30代の役者が揃った”家族”の共演シーンについて、「世代のことを感じずにコラボレーションできた。お互いが、呼吸として相手の芝居を取り入れていくことのできる俳優たちだった」と、手ごたえを得た演技合戦についてコメント。「俳優たちのレベルがとても高かったから、彼らと一緒に演じれるのは楽しかった」と、共演者へ全幅の信頼を寄せた撮影を振り返った。
初共演とは思えないほどの絶妙な掛け合いをみせた池松と若葉は、2人そろってお互いに突っ込みあいつつ、インタビューに応じた。長男を演じた池松は、自身の役どころについて「すごく面白い役を振ってもらえたなと思いました。石井監督作品における”お兄ちゃん”ってどうしようもなくて面白いんです」とお兄ちゃん役を任されたことに対して喜びを語った。次男役を演じた若葉も「石井さんのセリフが独特だからそれを言う楽しみがあった」と、池松同様「石井さんに見せていく作業がすごく楽しかった」と熱冷めやらぬ様子。
さらに、数多くの石井監督作品に出演している池松は、本作を「石井裕也版 終末ムービー」と独自の解釈で表現し、「ガチャガチャといろんな味のする映画になると思います」とその魅力を解説。若葉は「(監督は)伝えたいことが一貫している気がして、人間讃歌、人を撮る、人ってなんだろうということを追求している気がしている」と敬愛する石井監督への想いを語り、「心が揺さぶられる映画になっていると思いますので楽しみしていてください」と自信を見せた。
映画『愛にイナズマ』は公開中。