稲葉友&和田聰宏『ゴールデンカムイ』に新規参戦「お芝居でしか認めてもらえない」
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原作およびアニメ版の絶大な人気による実写化への懸念を、見事跳ねのけ大成功へと導いた山崎賢人(「崎」は「たつさき」が正式表記)主演の実写版『ゴールデンカムイ』シリーズ。映画第1弾&連続ドラマに続く映画第2弾『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』では、さらに魅力的なキャラクターが加わった。しかし原作ファンの熱さは、プレッシャーにもなる。そこに立ち向かったのは、宇佐美時重役の稲葉友と門倉利運役の和田聰宏。ビジュアル披露に「負けた」と思った(?)という初対面の印象から、“外側も内側も最高だった”という網走監獄セットでの撮影エピソードまでを2人が語った。
【写真】稲葉友&和田聰宏 ブラックコーデの“網走ペア”撮りおろしショット(15枚)
■「目、大丈夫?」初共演で最初に交わした意外な会話
――本作で初共演となりました。人気シリーズへの途中参加ですが、お互いのビジュアルが完成した姿を見た時の印象はいかがでしたか?
和田:初めてメイク室で隣になった時、稲葉くんの黒目がすごくちっちゃかったんです! コンタクトだったんですけどね。宇佐美って黒目が小さいのが特徴で、僕は実際に黒目を小さくしているのかと思って、「どうやって作ってきたんだ! 負けた!」と。別に勝ち負けじゃないんですけど(笑)。「その目、どうしたんですか?」と話しかけた記憶があります。
稲葉:そうでしたね(笑)。「目、大丈夫?」と言われました(笑)。
映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』場面写真(C)野田サトル/集英社(C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
和田:あと僕自身は、昔「魚の腐ったような目」と言われて自分の目がコンプレックスだったんです。でもその目の感じが、門倉に似ているなと思って。自分の子どもにも「この漫画の目と似てる」と言われたりしてたんです。それで「門倉をやるために俺はこの目だったんだ!」と、すごくうれしくなりました(笑)。
――すでに実写版の支持も厚いシリーズです。プレッシャーはありましたか?
和田:緊張して現場に入りました。皆さんは前作からやっていて、ファンの方もスタッフさんもすでに認め合っている。僕らは途中からなので、「お芝居でしか認めてもらえない」という思いがありました。最初の観客はスタッフさんです。まずそこに届かないと、スクリーンで観てくれるお客さんにも届かないなという意識はすごく持っていました。
映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』場面写真(C)野田サトル/集英社(C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
稲葉:僕も緊張はしましたが、その状態でずっといるのは幸せじゃないので、みんなと普通にくだけてお喋りをして現場に溶け込んでいきました。皆さんが土台を作ってくださっていたので、足場が整っていて暴れやすい状態でした。僕の場合は「第七師団」という集団の中でどういられるか、僕が入ることで変わるバランスもあるので、できるだけたくさん持ち込めるよう気持ちを高めて臨みました。
――宇佐美時重、門倉利運ともに個性的なキャラクターです。役作りにおいてこだわったポイントを教えてください。アニメ版などは参考にされたのでしょうか?
稲葉:僕は原作もアニメも見ていましたが、アニメの「あの音(声)はたぶん僕には出ないな」と(苦笑)。それで自分の声が宇佐美に合うのかすごく心配になったりもしたんですけど、どうやっても自分から出る音しか出せないので、その時に出たものを信じてやらせていただきました。それと、このシリーズはカメラチームやメイクチームが作るビジュアルが本当にすごい。肌の質感から緻密に作っていただけたので、中身を自分の中でうまく作れれば自然と宇佐美に見えるなと。本当にあのビジュアルに助けられました。
和田:僕も原作を読んで、アニメの方も見ていました。アニメを見た時は、やっぱり声優さんのお芝居が入ってきました。真似ることはできないんですけど、まずは「なりきる」ところからアプローチをして、そこから自分としてセリフが自然と言えるように、門倉をイメージして役作りしていきました。

