『どうする家康』で“語り”務める寺島しのぶ、春日局役で出演決定! 鈴木杏も2度目の大河参戦へ
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松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合ほか)の追加キャストとして、鈴木杏と寺島しのぶの出演が発表された。鈴木杏は茶々の妹・初役、同作で語りを務める寺島は、3代将軍の家光に帝王学を教え込む乳母・福(春日局)役を務める。
【写真】鈴木杏、茶々の妹・初役で『どうする家康』出演決定
鈴木杏が演じるのは、徳川と豊臣の橋渡しを託される茶々の妹・初役。初は、浅井三姉妹の次女。秀吉(ムロツヨシ)の庇護下で育てられ、豊臣家臣では家康(松本潤)と親交がある京極高次の妻となる。姉の茶々(北川景子)の生き様や葛藤を間近で見てきたため、茶々には格別の思いがある。大坂の陣では豊臣方の代表として、徳川との和睦交渉に臨む。
大河ドラマに出演するのは、2015年の『花燃ゆ』以来2回目となる鈴木。オファーを受けた当時を振り返り「本当にびっくりしました。しかも初は、物語の本当に最後の最後、クライマックスの大事なところを担う役。急に超重要な役目を負わされる緊張感は、本物の初さんとリンクしているんじゃないかな、と思いました」とコメント。初については「ちょっと引いたところから物事を見て、全体像でとらえているような、冷静さと客観性がある方。一方で、とても大きな、慈愛のようなものも持っている」と説明。
演じるうえで心がけた点を問われると、「初は、姉の茶々や妹の江とはまた違った人生の歩み方をしていて、争いの渦中にいるわけではありません。だからこそ和睦の場に駆り出されたのでしょうし、その立場だからこその『どっしり感』や、『静』の強さみたいなものが表現できたらなと思いました。それに、最終的に今回の初は、祈る人だと思うんです。家康はもちろん、茶々も秀頼も、千姫も江も、それぞれ見ている未来は違います。でも、たとえどの道を進んでも、そこには平和があってほしいと祈る。その姿勢を、初を演じるうえで大事にしたいと思いました」と語った。
寺島しのぶは、3代将軍の家光に帝王学を教え込む愛深き乳母・福(春日局)役。福は、徳川秀忠(森崎ウィン)の嫡男・竹千代(3代将軍・家光)の乳母で、のちの春日局。自らを取り立ててくれた家康(松本潤)には、深い恩義と敬意を抱いている。竹千代に祖父・家康の偉業を神のごとくと教え、家光の治世に大きな影響を与えるキャラクターだ。
大河ドラマへの出演は今回で7回目となる寺島。語りを務めてきた中、出演依頼を受けた当時の心境を聞かれると「冗談交じりに、『いつかご出演も』と言われたことはありましたが、まさか実現するとは思っていなかったので、やはり驚きました。『語り』が福、のちの春日局だった、というのも、実は最近になって知ったんです。家康を神の君として崇め奉っていたり、豊臣に対して憎らしいような言い方を望まれたりしていたので、きっと語りは徳川サイドの人間なんだろうなとは思っていたんですけど」と明かす。
福については「『自分たちが徳川を守っていかねばならない』という信念を持っている人です。それができるのは、家康の孫である竹千代。竹千代の乳母である自分こそが、この子をしっかり教育しなければと、強く思っているのかな」と分析し、「そういう必死さや不安とともに、それでも今の大御所様のように、きっとこの子もいつか立派な人間になっていくだろうという希望も込められたらいいなと思って演じました」と振り返った。
大河ドラマ『どうする家康』はNHK総合にて毎週日曜20時放送。BSプレミアム、BS4Kにて18時放送。
鈴木杏、寺島しのぶのコメント全文は以下の通り。