角野栄子の食卓をお披露目! ドキュメンタリー映画『カラフルな魔女』“ごはん”カット解禁
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児童文学作家・角野栄子に密着したドキュメンタリー映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』より、劇中に登場するごはんメニューと場面写真が解禁された。
【写真】角野栄子お手製の献立が続々登場! 映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』“ごはん”カット
本作は、『魔女の宅急便』の作者として知られる、児童文学作家・角野栄子の日常に4年にわたって密着したドキュメンタリー。2020年から2022年にかけて、NHK Eテレにて全10回にわたり放送された『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし』をもとに、新たに撮影して再編集した内容となる。
鎌倉の自宅では自分で選んだ「いちご色」の壁や本棚に囲まれ、カラフルなファッションと個性的な眼鏡がトレードマーク。5歳で母を亡くし戦争を経験、結婚後24歳でブラジルに渡り、34歳で作家デビューするなど、波乱万丈な人生を歩みながら、持ち前の冒険心と好奇心で幾多の苦難を乗り越えてきた。“想像力こそ、人間が持つ一番の魔法”と語る角野栄子とは、どういう人物なのか? 88歳のキュートな“魔女”が、老いや衰えさえも逆手にとって今もなお、夢いっぱいな物語を生み出す秘訣とは―。
語りは、俳優の宮崎あおいがレギュラー番組に引き続き担当。その温かい声で角野をアシストする。監督は、NHKでさまざまな人気番組をプロデュースしてきた宮川麻里奈。レギュラー番組でも構成・演出を担当し、角野との信頼関係を築きあげてきた宮川にとって、本作が映画初監督作となる。
今回は、本編でも印象的な、角野お手製の献立を紹介。仕事が混みあって支度が面倒なときの簡単料理として登場するのが“バタバタバターライス”。冷凍庫に保存してあるご飯を温め、アツアツご飯の上にふわっとおかかをかけて、ひとかけらのバターをのせたら、最後の仕上げに醤油をひとまわし。「バタバタバターライス!」とカメラに笑顔を見せる姿は愛くるしさ全開で、本編で必見のシーンだ。きゅうりの漬物やエリンギ炒めと合わせていただく。
また、ブラジル在住時代に友人のルーチから教わったという“トマトソース”は、玉ねぎ、にんじん、トマト、セロリをひと口大に切り、パセリはざく切りにして大きな鍋に投入、ホールトマトと香りづけのにんにくも加えて一緒に煮込んだ一品。よりトロトロにするためミキサーを使用、鍋に戻し、仕上げに赤ワインとオリーブオイル、バジリコの代わりに青じそを入れるのが角野流。味見して塩と黒コショウで調節したら出来上がり。60年以上も作り続けているというこのトマトソースは、スパゲッティにかけたり鶏肉と煮込んだりと応用が利く、栄養たっぷりの万能メニュー。野菜の鮮やかさはブラジル時代の温かな暮らしの風景も連想させる。
自分の好きな食材でシンプルなものを手早く作るという角野。本編ではほかのメニューや外食の様子もカメラが捉えている。
また、日本テレビ系『世界一受けたい授業』に角野の出演が決定。1月13日19時より放送される。
映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』は、1月26日より全国公開。
※宮崎の「崎」は「たつさき」が正式表記