杉咲花、志尊淳ら共演『52ヘルツのクジラたち』、切なくも愛おしい世界観が映し出された場面写真一挙解禁
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杉咲花が主演し、志尊淳や宮沢氷魚らが共演する成島出監督最新作『52ヘルツのクジラたち』より、ヒロイン・貴瑚(杉咲)と彼女の人生に交差する人々を捉えた場面写真が解禁された。
【写真】杉咲花、志尊淳、宮沢氷魚ら映画『52ヘルツのクジラたち』場面写真ギャラリー
町田そのこによる本屋大賞受賞作の同名小説を『八日目の蝉』『銀河鉄道の父』の成島出監督のメガホンで実写化する本作は、愛を欲し、誰にも届かない声で泣く孤独な魂たちの出会いが生む、切なる愛の物語。
「52ヘルツのクジラ」とは、他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。しかし、そんな「世界で最も孤独なクジラ」たちにも、その声なき声に耳をすませてくれる相手がきっといる。その声はいつか届く─。
主演の杉咲が演じるのは、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚。志尊淳は貴瑚の声なきSOSを聞き救い出そうとするトランスジェンダー男性・岡田安吾、宮沢氷魚は、職場の上司で貴瑚の初めての恋人となる新名主税を演じる。そのほか、小野花梨、桑名桃李、余貴美子、倍賞美津子が出演。
傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家へと移り住んできた貴瑚は、虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会う。かつて自分も家族に虐待されてきた彼女は、少年を見過ごすことが出来ず、一緒に暮らし始める。
やがて、夢も未来もなかった少年に、たった一つの“願い”が芽生える。その願いをかなえることを決心した貴瑚は、自身の声なきSOSを聴き取り救い出してくれた、今はもう会えない安吾とのかけがえのない日々に想いを馳せ、あの時、聴けなかった声を聴くために、もう一度立ち上がる。
過去と現在を交差させながら物語を描く本作より、このたび、貴瑚(杉咲)と彼女の人生に交差する人々を捉えた場面写真が解禁。
貴瑚の声なきSOSを聴き取り救い出してくれた安吾(志尊淳)とのかけがえのない日々や、数年後に新たな人生を歩く貴瑚が「ムシ」と呼ばれる少年と出会う場面、高校時代からの親友・牧岡美晴(小野花梨)との仲睦まじい様子や、初めての恋人・新名主税(宮沢氷魚)とのシーンのほか、安吾とその母親が手を握り合う姿など、貴瑚と貴瑚の人生に交差する人々の様々な場面が切り取られている。
原作者・町田そのこは、本作の脚本制作を振り返り「自分の頭の中で描いていた世界、ひとびとが、くっきり浮き出てくる気配をひしひしと感じて、震えました」とコメント。若手俳優たちの競演と、『八日目の蝉』をはじめ様々な形の家族を見つめてきた成島出監督が作り出す、切なくも愛おしい世界観に期待が高まる。
なお、本日1月26日より本作のムビチケカードが発売開始となる。
映画『52ヘルツのクジラたち』は、3月1日劇場公開。