脚本家・野木亜紀子氏「脚本家が交代になるケースは山ほどある」 芦原妃名子さん死去を受け
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ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)などの脚本を手掛けた脚本家の野木亜紀子氏が、3日にエックスを更新。漫画『セクシー田中さん』(小学館)の原作者・芦原妃名子さんの訃報を受けて原作と脚本の関係について言及した。
【写真】芦原妃名子さんが原作のドラマ『セクシー田中さん』
2023年10月期に放送されたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者の芦原さんが、第9話・第10話の脚本を自ら執筆した経緯や、ドラマ制作前に提示していた条件について告白した直後に亡くなったことを受けて、これまでエックス上で自身の見解について投稿してきた野木氏。
3日、エックスのユーザーからの“脚本家が原作者を下に見ている業界の風潮を感じる”という投稿を引用リポストし「そういうケースが目立ってしまっているだけで、実際には原作ものにおいては、原作は替えがきかないけど脚本家は替えがききます」とし、さらに「脚本家が交代になるケースは山ほどあって、内々の話としてそこらじゅうで耳にします。降りた脚本家も、代わりに登板した脚本家も、誰も表だって言わないだけです」と説明した。
野木氏は続けて「ただし、映画は『脚本を完成させてから撮影が始まる』ためにすぐにチェンジできますが、『連ドラの後半から揉めた』という場合に、急に替えの脚本家が用意できるかというと、暇こいてる新人しか空いてません」と解説。「その新人が奇跡的に優秀なスキルを持っていれば別ですが、ただでさえ揉めている案件で期待に応えられるかはわかりません」とつづった。
また投稿の中で「今回のケースで脚本家を交代すべきだったのかどうかは、日テレからの経緯説明がないので何ともわかりません。もし間の繋ぎが悪かったのであれば、脚本家を交代させたところで同じです。その辺りも経緯説明がないので不明です」と見解を示しつつ「個人的には、原作者さんを下に見るなんてことはあり得ないので、そう見える言動になってしまったことは軽率だったと思います」と投稿している。
引用:「野木亜紀子」エックス(@nog_ak)
【電話相談窓口】
「#いのちSOS」0120-061-338
「よりそいホットライン」0120-279-338
「いのちの電話」0120-783-556、0570-783-556
「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
「チャイルドライン」0120-99-7777
「子供のSOSの相談窓口」0120-0-78310
そういうケースが目立ってしまっているだけで、実際には原作ものにおいては、原作は替えがきかないけど脚本家は替えがききます。脚本家が交代になるケースは山ほどあって、内々の話としてそこらじゅうで耳にします。降りた脚本家も、代わりに登板した脚本家も、誰も表だって言わないだけです。… https://t.co/ggRXKkFRWs
— 野木亜紀子 (@nog_ak) February 3, 2024
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