『セクシー田中さん』脚本家・相沢友子氏がインスタ更新、芦原さんの訃報に「頭が真っ白になりました」
2023年10月期に放送されたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったことを受け、同作の第1話から第8話までを担当した脚本家・相沢友子氏が8日に自身のインスタグラムを更新した。
【写真】芦原妃名子さんの漫画『セクシー田中さん』書影
芦原さんは1月27日、自身のエックス上で、「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」経緯について長文を投稿。文章は小学館と事実確認したとするもので、自身の作品に込めた思いや、ドラマ制作前に提示していたとする条件、その後の局側とのやりとりなどを長文でつづっていた。
しかしその後、28日までに該当の投稿を削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と記していた。同内容を掲載していたブログにもアクセスできなくなっていた。
相沢氏は「このたびは芦原妃名子先生の訃報を聞き、大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます」と故人を追悼。亡くなる数日前に芦原さんがアップロードしていた一連の経緯について「私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました」とつづり、その直後の訃報にも「頭が真っ白になりました。そして今もなお混乱の中にいます」と胸中を告白している。
また、同作の最終回放送前にインスタグラム上で発信した内容については「もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです」とつづり、「事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います」としている。
なお、同アカウントについては「これを最後に、このアカウントは削除させていただきます」としている。
【コメント全文】
このたびは芦原妃名子先生の訃報を聞き、大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます。
芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。
いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか、動揺しているうちに数日が過ぎ、訃報を受けた時には頭が真っ白になりました。そして今もなお混乱の中にいます。
SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです。
事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います。
今回もこの場への投稿となることを、どうかご容赦ください。
お悔やみの言葉が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。
芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします。
2024年2月8日 相沢友子
これを最後に、このアカウントは削除させていただきます。
引用:「相沢友子」インスタグラム(@aizawa_tomoko)
【電話相談窓口】
「#いのちSOS」0120-061-338
「よりそいホットライン」0120-279-338
「いのちの電話」0120-783-556、0570-783-556
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「チャイルドライン」0120-99-7777
「子供のSOSの相談窓口」0120-0-78310
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