“ファントム”が再び――『オペラ座の怪人』公開20周年記念、4Kデジタルリマスター版予告&場面写真公開
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名作『オペラ座の怪人』(2004)が、公開から20周年を迎える今年2024年、『オペラ座の怪人 4K デジタルリマスター』としてよみがえり、6月14日より全国公開されることが決定。豪華絢爛(けんらん)な予告映像、シーン写真13点、ポスタービジュアルが解禁された。
【写真】超豪華なセットにも注目! 『オペラ座の怪人 4K デジタルリマスター』場面写真
ガストン・ルルーの小説を元に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に作曲し、ロンドン・ウエストエンドにあるハー・マジェスティーズ劇場で初演された<オペラ座の怪人>。日本では劇団四季によって1988年から各地でロングラン公演を果たすなど、世界で1億6000万人が観劇した大ヒットミュージカルだ。
映画『オペラ座の怪人』は、2004年にロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本を務め、『バットマン・フォーエバー』などのジョエル・シュマッカー監督とともに、こだわりぬいて映像化。舞台では描かれないファントムの出生の秘密やラウルとの決闘シーンなどが追加されている。
2005年1月29日に日本で公開されると、リピーターが続出する空前の大ヒットとなり、当時のミュージカル映画史上最高興行収入を記録、全世界興収の40%以上を日本が占めた伝説の作品となった。
刺激と絢爛、情熱の時代であった19世紀パリ。オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをする。
一方クリスティーヌは、ファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長。幼馴染の青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくが、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。さらに怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がり―。
パリ・オペラ座を舞台にした豪華絢爛な美術、衣装や装置の数々に加え、高さ約5メートル、幅4メートル、2万個からなるスワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアは圧巻。巨大なシャンデリアが落ちていくクライマックスの名シーンは息をのむスペクタクルだ。また、メインテーマ曲の「The Phantom of the Opera」をはじめとする名曲の数々が映像を彩る。
主演のジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソンら主要キャスト3人の歌唱は全て本人が行い、映画のためにロンドンのアビーロードスタジオにてフルオーケストラで収録された。第77回アカデミー賞撮影賞、美術賞、歌曲賞(「Learn To Be Lonely」)にもノミネートされ、世界的に高い評価を得た。
予告映像は、モノクロからカラーに映像が切り替わる中、スワロフスキーの巨大なシャンデリアがオペラ座に落下する、本作の最も象徴的なシーンから始まる。バックに流れるのは、多くの人が⼀度は耳にしたことがある有名なタイトルロール曲「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」。
続いて映し出されるのは、華やかなパリ・オペラ座での舞踏会と忍び寄る不穏な事件。そして、本作の世界的ヒットで大ブレイクを果たしたジェラルド・バトラー演じる“ファントム”が登場し、歌声を響かせる―。「4Kデジタルリマスターであのファントムが還ってくる」と期待をあおる、最高のスクリーンで蘇ったミュージカルの金字塔の魅力を余すことなく切り取った予告となっている。
シーン写真は13点。ポスターにも採用されたファントムとクリスティーヌが寄り添うメイン写真のほか、舞台となる<パリ・オペラ座>を捉えた豪華絢爛なカット、ファントムの恋敵・ラウルとクリスティーヌが仲睦まじく舞踏会に参加する様子、ファントムが、クリスティーヌを自身が隠れて暮らす地下へと優しく手を添えながら案内する姿など、いずれも<悲しくも美しい愛の物語>を感じさせるカットとなっている。
ポスタービジュアルは、仮面舞踏会の上で巨大なシャンデリアが輝き、アイコニックな赤い薔薇が⼀輪添えられたもの。仮面をかぶったファントムと、クリスティーヌの恍惚の表情にも注目だ。
映画『オペラ座の怪人 4K デジタルリマスター』は、6月14日より全国公開。