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河合優実「最大限の感謝をしたい」 主演映画『ナミビアの砂漠』、カンヌで国際批評家連盟賞を獲得!

映画

第77回カンヌ国際映画祭でレッドカーペットに登場した(左から)寛一郎、河合優実、山中瑶子監督、金子大地
第77回カンヌ国際映画祭でレッドカーペットに登場した(左から)寛一郎、河合優実、山中瑶子監督、金子大地(C)2024『ナミビアの砂漠』製作委員会

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 河合優実が主演する山中瑶子監督の映画『ナミビアの砂漠』が、第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。キャスト、監督から喜びのコメントが到着した。

【写真】河合優実「心臓がバクバクした」 主演映画『ナミビアの砂漠』、カンヌでの喝采に感無量!

 わずか19歳という若さで撮影、初監督した『あみこ』(2017)がPFFアワードで観客賞を受賞、その後第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待されるなど、各国の映画祭で評判となり、坂本龍一もその才能に惚れ込むなど、その名を世に知らしめた山中瑶子。

 あれから7年、山中監督の本格的な長編第一作となる本作。主役に抜てきされたのは、河合。『あみこ』の公開当時学生だった彼女は『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行った。そしてついに、その思いが叶えられた『ナミビアの砂漠』が第77回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出されて現地時間5月17日にカンヌで公式上映。25日に国際映画批評家連盟賞を受賞した。

 今回の受賞で山中監督は、女性監督としては最年少で国際映画批評家連盟賞を獲得する快挙を成し遂げた。受賞理由は「21世紀の日本を生きる登場人物たちの間に絶え間なく存在する距離を捉え、それらのイメージを通して、現代における神経多様性を大胆不敵に探究している」としている。

 日本映画としてはこれまで小栗康平監督作『死の棘』(1990)、諏訪敦彦監督作『M/OTHER』(1999)、青山真治監督作『EUREKA』(2000)、黒沢清監督作『回路』(2001)、濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』(2021)と、5作品が受賞(※カッコ内は受賞年)。『ナミビアの砂漠』の受賞は、『ドライブ・マイ・カー』に続く快挙となった。

 5月17日に監督週間部門のメイン会場である「シアタークロワゼット」にて2回の公式上映が行われた後、現地・フランスのリベラシオン紙は「間違いなく素晴らしい作品」と絶賛。さらに、「俳優たちの的確な演技に支えられた魅力的な作品」(フランスのレビューサイト・Letterboxd)、「生々しくダイナミック。若き映画人にふさわしい作品」(FilmVerdict)など、各方面から続々と高評価なレビューがあがっていた。

 主演の河合は「本当に本当におめでとうございます! これまで国際批評家連盟賞に名を連ねてきた素晴らしい作品たちに『ナミビアの砂漠』がならぶこと、言葉にし難い嬉しさです! この映画を発見してくれたカンヌ国際映画祭と、この度賞を授けて下さった審査員の方々、そして改めて、この作品に力を貸してくれた全ての人にいま最大限の感謝をしたいです。これを最高のプレゼントとして、これから私たちの映画が世界中に自由に羽ばたいていきますように!」と喜びいっぱいのコメントを寄せている。

 映画『ナミビアの砂漠』は、今年公開予定。

 ※コメント全文は以下の通り

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