『SCRAPPER/スクラッパー』行方不明の父が12年ぶりに現れた! 親子の衝撃初対面シーン解禁
■SUMIRE(モデル・俳優)
主役ジョージーの情景の表し方がアートを見ているような工夫があり、監督であるシャーロット・リーガンの想いや個性に沢山引き込まれて最後まで楽しんで見れました。イギリスの平和な日常の中で、親子の素直になれない感情の表現に愛おしさを感じました。
■枝優花(映画監督・写真家)
親になるということは自分という人間が何者なのかわかりきれないうちに己より遥かに弱く未熟な生命と共存していくということ。互いの弱さも強さも許しあいながら、手と手を取り合うということ。こんなにも当たり前のことを、役割をもうけた途端我々は見失ってしまう。それを見つめ直すような時間だった。
■ISO(ライター)
背伸びする少女と成長しない男。同じ目線だから繋がれた2人のわんぱくな営みが、悲しみに染まった世界の色を塗り替えていく。生きている限り喪失と決別することはできないけど、それでもまた新しい宝物は増えていくんだろう。
■児玉美月(映画文筆家)
子供の無限な空想に彩られた物語のなかで、失ってしまった最愛の母親の存在には映画の魔法がかけられていない。それはジョージーが心のどこかでもう母親がこの世にいない現実をきちんと理解していることを尊重しているようでもあり、そこに『SCRAPPER/スクラッパー』という作品の美質があるといえるかもしれない。
■小川未祐(俳優)
色彩に満ちたスクリーンのなか、大人と子供の狭間にいるようなふたり。その横顔はいつもどこか儚く、強い瞳の奥には優しさと揺らぎが映る。その姿はあまりに美しく、親子そのものでした。きっと彼らは最高のパートナーとして、生きていくのでしょう。
■ScreenDaily
大胆で若々しく、炭酸がはじけるようなエネルギーに満ちている!